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大田単大田単

見栄えする玄関に。「鉢植えアレンジテク」で初心者でも一鉢でも決まる

玄関前の鉢植えアレンジ
玄関は、家族が毎日使い、お客様を迎える場所。素敵に花を飾りたいけれど、「何を植えたらいいか、どう飾ればいいかわからない」人も多いはず。

そこで今回は、ガーデンデザインの本や雑誌を執筆し、自らも庭づくりを楽しんでいる二級建築士の大田単さんに、はじめてでもすぐに取り入れられる鉢植えアレンジを紹介してもらいました。

失敗しない花の組み合わせ方、見栄えのいい鉢の置き方など、とっても参考になります。

難しい花の組み合わせ、同系色・同じ質感の花を選べば失敗しない

最近では、カフェや雑貨屋さんで、素敵な花のアレンジを見かけます。憧れて、自分でチャレンジしようと思っても、花屋さんにはたくさんの花の苗が並んでいて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

鉢植えアレンジは似た色同士の花を選べば失敗しない

鉢植え初心者におすすめなのは、似た色同士の花を選ぶこと。例えば、紫色ひとつとっても黒に近いような濃い紫色、薄い紫色とひとつひとつ色は微妙に異なります。

違う花色同士を組み合わせるのも楽しいアレンジになりますが、なかなかおしゃれに組み合わせができない!という人は似た色で種類の違う花を組み合わせると失敗が少ないです。

濃い紫のビオラと紫に白い斑入りのペチュニアを合せた鉢植えアレンジ

色だけでなく、ビロードのようになめらかなもの、光沢のあるもの、マットなもの…花の表面の質感はさまざま。迷ったら、同じ質感の仲間を集めてみましょう。

写真のアレンジでは、濃い紫のビオラと紫に白い斑入りのペチュニアを合せました。いずれも花屋さんでよく見かける花です。次々と新しい花が咲き、長く楽しめます。

高低差を出して植えるのがコツ、直径30㎝の鉢なら3つの苗で十分

それでは、基本的な花の植え方を紹介します。

鉢植えアレンジで用意するもの

準備する材料

  • 花の苗
  • 鉢底ネット
  • 培養土
  • 赤玉土
  • バークチップ
  • スコップやジョウロなどの道具

花の苗は高さを変えると立体感のあるアレンジになります。今回は、草丈の高いものと中位のビオラやペチュニア、地面を這うように低く咲くアリッサムを選びました。高さのある鉢を使う場合は、アイビーなどを枝垂れさせても素敵ですよ。直径30㎝ほどの鉢だったので、苗は3つで十分でした。

鉢植えアレンジの植え方

植え方

  1.  詰め込みすぎると大きくなったときに密になりすぎてしまいます。苗の周りにゆとりがある大きめの鉢を用意します
  2.  鉢底の穴にネットを敷き、赤玉土を入れます
  3. 赤玉土の上に鉢の3分の2ほど土を入れます。培養土は、そのまま使える元肥入りものが便利です
  4. 苗を仮置きしてバランスを見ます。奥に背の高いもの、手前に背の低いものを植え、立体感を出します
  5.  ポットから土をくずさないように苗を取り出し、土に開けた穴に入れ、手で苗のまわりにギュッと圧をかけます
  6.  ジョウロで土の下から水が出るまで注ぎます

仕上げに、土の上にバークチップを置くとお店のアレンジのようなおしゃれな雰囲気に

仕上げに、土の上にバークチップを置くとお店のアレンジのようなおしゃれな雰囲気が出せます。水やりのコツは、土がしっかりと乾いてからあげること。土に指を差し込んで土がついてこないくらい乾いていたら、たっぷりと。

湿っているときに水やりをしすぎると根が腐ってしまいます。草花をよく観察すれば、だんだんあげるタイミングが分かるようになります。

左右対称に鉢を置けば、玄関に印象的な見せ場がつくれる!

人工的な左右対称の配置には、視線を引きつける効果があります。鉢植えを、玄関や門にシンメトリーに置くだけで、簡単に印象的な見せ場をつくることができるのです。

一般的な素焼きの鉢に麻布と麻ヒモを巻くとおしゃれ

鉢に植えたのは、ビオラ一苗だけです。一般的な素焼きの鉢に麻布と麻ヒモを巻いてオリジナルに。リーズナブルに素敵な空間が演出できます。外開きのドアの場合は、鉢に当たらないように開閉角度に注意してください。

コーナーラックを活用すれば、小さな鉢も見栄えよく手入れも楽ちん!

小さな鉢植えは、足元に置くと見栄えがしないだけでなく、歩くときに危ないです。小さなスペースに、たくさんの鉢を飾るのは、コーナーラックがおすすめ。高さがあるので、水やりなどの手入れの際に腰をかがめる必要がありません。

一鉢ずつ小さな花や多肉植物を植えてラックに

一鉢ずつ小さな花や多肉植物を植えてラックに。ユニークな多肉植物の姿に合わせて、鉢も個性的なものを選びました。多肉植物は雨や霜に弱いので、庇の下に置いています。

小さな鉢に植えられた小さな花でも寄せ植えと違ってひとつの花の美しさがよく分かる

小さな鉢に植えられた小さな花でも目線に近づければ、可愛らしさを十分に感じられます。寄植えと違ってひとつの花の美しさがよく分かります。

すぐに取り入れられる花のアレンジを紹介しました。在宅時間が増える中、土に触れ、花と触れ合うのは、最高のリラックスタイム。毎日使う玄関に花を飾って、おうち時間を楽しんでください。

●教えてくれた人/大田 単さん
二級建築士。設計事務所に勤務しながら、 インテリア、ガーデンデザイン等住まい関係の編集者、ライターとしても活躍中