トラブル

小林 ユリ小林 ユリ

挨拶をしないのは失礼という手紙がポストに…近所付き合いご注意事例

家カラオケによる騒音に悩まされる高齢者

近隣トラブルは、住居形態に関わらず誰にでも起きる可能性があります。
持ち家の場合、簡単に住み替えることはできないので、なおさら気をつけたいところ。
とくに戸建ての場合、町内会をはじめとした近所付き合いは避けて通れません。

怖いのは「自分はそれほど気にならなくても、実は迷惑をかけていた」という状況。
「家カラオケ、宅トレ、ゴミ出しのマナーなどが原因で、思いがけず近隣トラブルに発展してしまった友人が結構います」と話す日刊住まいライターが、その体験談をレポートします。

1. 家カラオケがうるさい、と隣家から苦情が

「コロナの影響で大好きなカラオケになかなか行けず、家でカラオケをすることにしました。それほど大きな音を出していないつもりでしたが、歌声がうるさいとお隣さんから苦情がきてしまいました」(33歳)

音量に気をつけていても、窓を閉め切っていても、楽器や歌声は案外よく聞こえてしまいます。とくに住宅密集地の場合は、隣家との距離が近いので、苦情がきてしまったのかもしれません。

2. 宅トレによる振動で下階からクレーム

「実家のマンションでもよく室内でトレーニングをしていて、とくにクレーム等はありませんでした。結婚後に購入したマンションでも同じように宅トレをしていたら、足音やジャンプの振動が気になる、と下階のお宅からクレームがきてしまいました」(33歳)

運動不足解消のために宅トレをするのは良いことだと思いますが、ヨガマットやトレーニング用のラグを敷くなどの配慮はもちろん、トレーニングをする時間帯などにも気をつけた方が良さそうです。

3. 処理が甘いと何度も注意され、生ゴミ処理機の購入を検討中

「ゴミ出しの際、近所の方から生ゴミの処理が甘いと何度も注意されました。しっかり口を閉じてビニール袋を3重にしていますが、それでも注意されます。さらにその後、完全に乾かしてから出すようにと言われ、どうして良いか分かりません。ゴミ出ししなくて済むように、生ゴミ処理機の購入も検討しています」(40歳)

ゴミ問題は非常にデリケートかつ奥が深い問題です。とはいえ、どんなに頑張ってもゴミを出さない生活は不可能。この友人は、持ち家なので簡単に引っ越すこともできず、かなり困っていました。

4. 自分から挨拶をしないのは失礼だという旨の手紙がポストに

「長くその土地に住んでいる人の立場が強いエリアなので、新参者は自分から進んで挨拶をしなければならない、というローカルルールがあります。そのことを知らず、急いでいたとき近所の人に気付かず、挨拶をせずに通り過ぎてしまったことが。翌日、挨拶をしないのは失礼だという旨の手紙が自宅ポストに投函されていました」(35歳)

筆者が住むエリアにも、似たようなローカルルールがあります。元々母が住んでいたエリアなので、そのことを聞いていて、引っ越してからは率先して挨拶をするように心がけています。

5. 落ち葉や虫が飛んでくるので庭木を剪定してほしいと苦情が

「落ち葉や虫が飛んでくるので、もっとしっかり庭木を剪定してほしいと隣の人から言われてしまいました。さぼっていたつもりはないのですが、神経質な方なので、ちょっとした虫や落ち葉でも気になって仕方ないようです」(38歳)

戸建ての場合、植栽もトラブルになりやすいもののひとつ。できるだけしっかり手入れをしておくに越したことはなさそうです。

5人の友人の体験談をレポートしましたが、もしかしたら「そんなことでトラブルになってしまうの!?」と感じる方もいるかもしれません。でも、感じ方は人それぞれなので、臨機応変に対応していくしかないのが現実。

あまり悲観的にならず、自分たちの生活を大切にしながら、うまくご近所さんともお付き合いしていきたいものですね。

イラスト/押本達希