暮らしのコツ

小林 ユリ小林 ユリ

町内会に加入した30代新参者が感じたこと。そもそも必要?メリットは?

町内会のお祭りのイメージ

総務省の資料によると、自治会・町内会等とは、以下のようなものだとか。

「町又は字の区域その他市町村内の一定の区域に住所を有する者の地縁に基づいて形成された団体」であり「区域の住民相互の連絡、環境の整備、集施設の維持管理等、良好な地域社会の維持及び形成に資する地域的な共同活動を行っている」

年齢も職業もバラバラ、様々な属性の人たちの集まりですので、関わり方が難しい場合も。
昨年、実家を二世帯住宅にリフォームして引っ越しをした日刊住まいライターは、この町内会との関わり方で頭を悩ませたこともあるそうですが、メリットも感じているそうです。

高齢のメンバーが多く、自分の立ち位置が難しい

筆者が町内会に所属して感じたのは、まず自分の立ち位置が難しいということです。

町内会のメンバーは70代以上の方が多く、新参者の筆者は30代という若さを武器に積極的に発言していいものか、おとなしく末席に加えてもらうのが正解なのか、初めのうちはとても悩みました。

トップダウン型の組織で新参者には発言権がない

町内会議に何度か参加してみて、地域で力のある人たちだけに発言権や決定権があることに気づきました。

トップダウン型の組織になってしまっているので、新参者にはあまり発言権がなく、また意見があっても言えない雰囲気があり困惑しました。

1年ごとに「班長」の役割が当番として回ってくるのですが、会議への参加や集金などやることが多く、夫婦共働きで仕事をしているとなかなか手が回らないことも。

少し負担を減らしてもらえないか、恐る恐る打診しても「昔からこうだから」と言われてしまい、逆らえない風潮があります。

仕事がしっかりこなせないと陰口を叩かれそうで不安

仕事だけでなく、家族の入院や通院への付き添いなどがあり、予定されていたゴミ拾いや火の用心の見回りなど、町内会の仕事がしっかりこなせないこともあります。

毎回必ず参加することが暗黙のルールのようになっているので、参加できないと「あと人はしっかり働かない」「サボってばかりいる」と陰口を叩かれそうで不安で仕方ありません。

町内会に入ることで得られるメリットも

煩わしいこともありますが、町内会に入っていることで得られるメリットももちろんあります。ちなみに町内会費は年間1800円ほどです。

ゴミ出しができる

筆者の住むエリアでは町内会がゴミ出しに対する権限を強く持っています。町内会に加入していないとゴミ置き場にゴミを出すことができず、清掃事務所まで持ち込まなければならないのです。

筆者の住む地域では、ゴミ収集車が通るルートにある町内会員の私有地(少し公道にはみ出していますが)をゴミ置き場として使わせてもらっています。

町内会員の方によると、町内会として市に届け出をして回収してもらっているので、町内会に参加していない人には捨てる権利がないそうです。

防犯・防災面での安心感がある

町内会に参加していないお宅の方によると、会費を支払わないのであれば街灯の下を歩く権利がないと言われたそうです(もちろん、公道ですからそんなことを言われる筋合いはありません)。当然ですが、夜の見回りのルートからも外されてしまいます。

夜の見回りがあることや近所とのコミュニケーションが生まれることは、やはり防犯や防災という面で安心感があります。

子どもたちが楽しめる行事がある

昨年は新型コロナの影響で中止となりましたが、近所の公園では町内会のお祭りが毎年夏に開催され、町が活気づきます。筆者にはまだ子どもがいませんが、いずれお世話になる日が楽しみです。

以上のように、町内会に加入することで得られるメリットもあります。「郷に入っては郷に従え」などとよく言われますが、煩わしいと敬遠せず、程よい距離感で参加していくのがベストなのかなと思います。