賃貸マンションでも大丈夫!「アクセントウォール」は楽しめます
これまで2回に渡って、「壁をペンキで塗ってみる」楽しさをご紹介してきたSumai編集部。

2回目では、実際に編集部員の壁を塗り替えました!
そこで、ポツリと編集部Mが「我が家も塗ってみたいけど、賃貸だしなぁ……」。
賃貸だから、アクセントウォールを楽しめない?
そんなことはありません!
今回は、賃貸でも“壁を楽しめる”アイディアをご紹介しましょう。
■賃貸だって、アクセントウォールを楽しみたい!
今回、アクセントウォールを作るのは、このデッドスペース。
ドアを開けてすぐ目に入る「フォーカルポイント(注視点)」であるにも関わらず、白で統一しているからか、とても殺風景ですね。
ここを、アクセントウォールにすれば、きっと部屋全体の雰囲気も変わるはず。

匂いがほとんど無いので、換気を気にしなくてもOK! 作業時はエアコンをつけて閉めきった部屋でしたが、まったく気にならず、快適でした。
賃貸ですので、直接壁紙に塗るのではなく、板材(ベニヤ板と2×4材)と、つっぱり棒パーツ(ディアウォール)を使って、擬似的にアクセントウォールを作ってみたいと思います。
■「プライマー」で、木材から出る灰汁(アク)をブロック!

紙ヤスリは目の細かいものを100均で購入
ホームセンターでカットした板は、“バリ”を紙ヤスリで取っておきます。この一手間で、より仕上がりが綺麗になりますよ。
今回も、「ベンジャミンムーア」さんのご協力のもと、3種類のペンキを用意しました。

大きい缶は1クオート(約0.9L)。1クオートで2度塗りで約5平米塗れます。
左から、「フレッシュスタート(下塗り材:万能プライマー)」「ステイズクリア(コーティング材:艶消し)」「Auraシリーズ エッグシェル(塗料:2〜3分艶)」。
フレッシュスタートは、1度塗りのため1クオートで約10平米塗れます。

柱として使う2×4材は、数百円と安価。これならチャレンジしやすい!
今回、柱材として使う2×4材は、節(フシ)がたくさん。木材の節や年輪から灰汁(アク)が出てきて、後からシミになってしまうこともあるのだとか。

金属や木部など、直接塗るのに不安な箇所に塗っておくと安心! まさに“万能“。
「フレッシュスタート万能プライマー」を1度塗りしておくことで、木材から出る灰汁を止めることができるのだそうです。

ローラーの端もうまく使って、薄く伸ばしていきます
もう、ローラーを使うのも3回目。みんな、慣れた手つきでサッと塗料を伸ばしていきます。
コツは、あまり速く動かさないこと。
もともと“飛び散りにくい”性質をもつベンジャミンムーアの塗料ですが、ゆっくり動かせば下の新聞紙にもほとんど塗料は付きません。

節の箇所は特に念入りに。
速く乾くのも、ベンジャミンムーア塗料の特徴。
完全に乾かすには約1時間ほどだそうですが、実際は、板材を次々に塗っていけば、最初の方はもう乾いていました!
乾かすための“待ち時間”が必要ないのも嬉しいですよね。
■ツールも一工夫! 2度塗りでツヤツヤ

今回選んだのは、ベンジャミンムーアが提案する今年のトレンドカラー「morning sky blue」。色は3,600色から選べるので、淡いニュアンスも思いのまま!
プライマーが乾けば、ペンキ塗りへ。

下が1度塗り、上が2度塗り。印字も綺麗に隠れました!
2度塗りすれば、2×4材に印字されていたロゴも綺麗に消え、タマゴの殻のような程よい艶と綺麗な発色へ!

塗料はバケットに開けておくと便利ですが、100均の調理用バットなどでも代用できました!
壁板として使うベニヤ板は、今回は直接ペンキを塗りましたが、プライマーを塗ったほうが灰汁を抑え、さらに木材への吸い込みも抑えるため、より仕上がりが安定するそう。
- ハケだとハケ目が出てしまい、均一に塗るのが難しい
- ローラーだと均一に塗れました
「壁のように広くない板材なら、ハケのほうが良いのでは?」と、ハケで塗ってみたところ、ハケ目が出てしまうことが判明。
より平滑にハケ目が出ないよう均一に塗るには、ローラーのほうが良いようです。
こちらも、板材を順番に塗っていくうちに最初の方はもう乾いているので、休憩なしでどんどん塗れるのがポイント。
■コーティング材で、掃除もラクラク!

アルコールや日常生活のシミに強く、長期でも黄色く変色しにくくなります。
ペンキが乾けば、最後に「ステイズクリア(コーティング材)」を2度塗りしていきます。
今回は、今年の秋に発売予定のステイズクリア(艶消し)を一足早く使って実験してみました。

左側がそのまま、右側がコーティング材(艶消し)の2度塗り。
2度塗りするとこんな感じ。色はほとんど変わりませんが、よ〜く見てみて。
そのまま(左)だと光が反射して白っぽく見えますが、艶消しのコーティング材を塗ると(右)艶がないため色が落ち着いて見えますよね。
ペンキをマットに仕上げてくれるだけでなく、塗装した表面を保護してくれる役目も。

ステイズクリアにより塗装した面がコーティングされ、木材独特の引っ掛かりも軽減
また、触り心地も、サラサラとなめらかに。

薄い塗料(乾くと透明)なので、木目も全く消えません。
アクセント用に残しておいた白木の板材にも、保護用にコーティング材を塗って、ペンキ塗りは完了です!
■部屋にアクセントウォールがあると、やっぱりカワイイ!
あとは、柱材を壁に立てて、柱材に壁板材を貼っていけば、完成!
白木とペンキを組み合わせて、アクセントに。余った端材は、棚として活用。コーティング材を塗っているので、水拭き掃除もOKです。
- 殺風景な壁が……
- 一気に雰囲気UP!
完成まで約4時間(乾燥も含めて)。かなり雰囲気が出たのではないでしょうか!?
編集部一同「かわいい!」と大満足の様子。
家主である編集部Mも、「部屋のアクセントになった!」と嬉しそう。
賃貸でも、工夫次第でアクセントウォールって楽しめるんですね。
匂いや飛び散りもなく、乾きが速いので、狭い賃貸でも、あまり気負いすることなくペンキ体験ができるのも高ポイント。
賃貸にはハードルが高そうなペンキ体験も、やってみると意外と簡単!ってことに気付くはず。
ぜひ、賃貸のあなたも、アクセントウォールを体験してみてはいかがですか?
\今回使った塗料はコレ!/
Auraシリーズ 艶:エッグシェル
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