暮らしのコツ

よしママよしママ

お風呂の残り湯で節約VS捨ててカビ防止。どっちが得か調べてみた

お風呂の残り湯を利用

お風呂掃除で一番の悩みはカビ。特にカビは浴槽下にできやすく、エプロン内のカビは、お風呂のニオイの原因にもなります。しかも浴槽下のカビ取りは、かなりの大仕事です。

「お風呂の残り湯をためるのをやめることで、カビの掃除回数を減らすことができました」と話すのは、掃除に関する著書もある掃除ブロガー・よしママさん。残り湯洗濯をやめることで得られるメリットを紹介します。

お湯をためておくとカビの発生が…

お湯をはった浴槽

節約のために10年近く残り湯洗濯を続けてきました。 浴槽内にお湯をためて、次の日に洗濯しようとします。浴槽内の湯はなかなか温度が下がらないので、その分浴室内の温度も下がりにくくなります。

温度と湿度

写真は、お風呂上がりのときの温度と湿度です。温度は20度、湿度は80%近くあります。カビの発生条件は、湿度・温度・栄養なので、換気扇をつけて湿気を逃がし、温度を早く下げることでカビが発生しにくくなります。また浴槽近くに排水口がある場合、排水口もヌメリやすく、カビっぽくなりがちです。

残り湯洗濯。水道代への影響は?

水道料金の比較

左が2019年、右が2021年の水道使用量・料金です。完全に残り湯洗濯をしていた2年前の水道料金と、残り湯洗濯をやめた現在とを比較してみました。

子どもの成長で使用量が増えたこと、下水道使用料や水道料金の値上がりもありますが、単純に引き算すると、使用水量は5㎥増えて、支払いは1800円近く増えています。わが家では毎日2~3回濯しているので、洗濯回数が1回のお宅は水道代の差は少なくなり、洗濯回数が多くなるともう少し差が開きそうです。

残り湯洗濯をやめてみると…

水道代が高くなるのに、残り湯洗濯をやめてみたのは、カビ予防と掃除をラクにするためです。特に家の中のカビや湿気に悩まされているお宅では、効果が実感できると思います。

浴槽内の掃除

わが家で実感できたことは、まずひとつめは掃除。洗濯後に残る浴槽の底にあったヌメリはほとんどなくなり、浴槽の掃除がラクになりました。側面につく水位線やザラザラも残りにくくなったので、ゴシゴシこする必要はありません。

また、湯をすぐに抜くために、お風呂場が短時間で乾燥します。よってエプロン内のカビ発生のペースがゆっくりになり、掃除の頻度も落とすことができました。

2つめは湿度の変化。残り湯がある時は、風呂蓋がうまくしまっていないと、湿気が室内に流れ込んでいるようでした。浴室近くにあるクロゼットの衣類にカビがつきやすかったのが、湯をためないようになってから、カビの心配がなくなりました。

残り湯で洗濯していたときは気がつかなかったのですが、洗濯後の洗濯もののニオイも変化。洗剤や柔軟剤の香りが際立つようになりました。今まではお風呂の残り湯のニオイが少し残っていたようです。

残り湯のオススメな使い方

でも、やはり節約の点から見ると、残り湯を捨てるのがもったいなく感じることが多いです。

残り湯を活用する方法として、入浴後に残り湯で洗濯をして、あまった分はすぐに捨てるのがオススメです(入浴剤を使用したときは、洗濯に利用できるか説明書を確認してください)。

浴室床の掃除

また浴室の掃除に使うとムダがありません。

オキシ漬けなどで、浴槽のつけ置きに使用することもできます(つけ置きに使う時は、残り湯は効果が落ちることがあります)。

今まで習慣だった残り湯洗濯をやめるのは、じつは勇気が必要でした。水道代がもったいないと感じていましたが、洗濯物がニオイにくくなったり、浴室の掃除がラクになったりと良いこともたくさんあります。特に湿気が多く、お風呂がカビやすい時期は、効果が実感できると思います。

●教えてくれた人/よしママさん
元小学校・家庭科教諭。時短&家族にやさしい掃除、洗濯を日々研究し、ブログ「節約ママのこだわり掃除」で発信。著書に『家族が笑顔になる おそうじの魔法』(日本文芸社刊)