クイズ 連載

Sumai編集部

「鑷」読める?3つの耳でピアス…とは関係ないけど、メイクには使います

読めそうで読めない「鑷」

金偏になんと耳が3つも付いています。ひょっとしてイアリング?それともピアス?

耳に惑わされないでください。でも、眉毛やヒゲに関係があるかも!?

さて何と読むでしょう?

歌舞伎ではこれが立ったことをヒントに怪事件を解決!

千川團十郎の歌舞伎十八番「暫」

歌舞伎十八番というのをご存知でしょうか?市川海老蔵のご先祖様、七代目市川團十郎が制定した「家の芸」十八演目のことです。

どの演目にも、スーパーヒーローが登場して、観客をスカッとさせてくれます。実はこのなかに今回の答えと同じ名前の演目が…。

簡単に言うと、シャーロックホームズみたいな主人公が、あるお屋敷の怪事件を解決する話。不思議なことに髪が逆立つという姫君の「奇病」の原因を、床に置いた鑷が勝手に立ち上がって動く怪現象をヒントに見破るというストーリーです。

姫君の髪が逆立つ原因は、鉄でできた髪飾りのせい!力を込めて槍で天井を突くと、大きな磁石を持った忍びのものが落ちてきます。お家乗っ取りを狙う家臣の陰謀を阻止したという、痛快な演目です。

話が長くなりましたが、ここにヒントが隠されています。鑷は木や紙でできたものではありません。金属製(今では鉄よりステンレスが主流)です。さて、何でしょうか?

刺さったトゲを抜いたり、眉毛を整えたりするのに使うモノ

毛抜き

正解は「けぬき」です。

古くから「鑷」一字で「けぬき」と読まれてきました。

鑷はピンセットの一種です。ただ、一般的なピンセットとは用途が違います。細かいものをつまめるよう、先が細くなっているピンセットとは異なり、鑷はヒゲや眉毛、毛髪などの毛を抜く道具。毛を掴んで引き抜きやすいよう、先端部分は幅広く平らな接触面に。眉毛を整えるときに使っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

先ほど紹介した歌舞伎の話ですが、演目は「毛抜(けぬき)」です。床に置いた鑷(毛抜き)が立ち上がって踊り出すなんて、ウォルトディズニーの『ファンタジア』みたいですね。それよりはるか昔、日本にこんな楽しい演目を考えた人がいたなんて、自慢してもいいかも!?

この漢字にもチャレンジ!

読めそうで読めない「賽子」
「賽子」読める?女性の名前じゃないよ。これを投げると勝負するしかないアレです

画像/PIXTA(漢字画像を除く)

人気連載

READ MORE