クイズ 連載

Sumai編集部

「遖」読める?時代劇でお殿様が扇子を持って口グセのように言うアレです!

読めそうで読めない「遖」

之繞(しんにょう)に南という字。初めて見た人も多いのではないでしょうか?

でも、パソコンでその言葉を打つと、ちゃんと出てくる漢字です。さて何と読むでしょう?

よく、お殿様が家臣をほめるときに言っているフレーズ

お城

前回の大河ドラマ『麒麟が来る』でも、染谷将太扮する信長が、「でかした!」という言葉と同じくらい使っていました。
今風に言うと、エライ!すごいぞ!素晴らしい!などと同じです。

そういえば日曜日の朝の情報番組のスポーツのコーナーでも、ご意見番がいいプレーに連発しています。
このヒントで、正解分かっちゃいましたか?

大ヒント!南に行くと空(天)が晴れて明るい

扇子を持って「あっぱれ」

正解は「あっぱれ」です。

「天晴れ」とも書きますね。この遖は、日本で生まれた漢字。国字といい中国にはない漢字です。

で、なんで「遖」かというと、これは「南が太陽を浴びて明るく見事なこと」を表した会意文字。日と月で「明るい」、木がたくさんあって「森」と同じ理屈で生まれた字です。

国字のなかには今も身近に使われている字が多く、労働の働(はたら・く)、峠(とうげ)、辻(つじ)、畑(はたけ)などもそうです。

この「あっぱれ」は、「あわれ(哀れ)」に促音「っ」が入って強調された言葉です。清少納言の『枕草子』覚えていますが?中学校の古文の時間に習った「春はあけぼの…烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり」の中にも「あはれ(あわれ)」という言葉がでてきます。

こちらは「しみじみと心打たれる」というような意味。その後、「あっぱれ」と強調されることで「強く心を打たれた!」「感動した!」という称賛の意味で使われるようになったのです。

之繞に南で「あっぱれ」。これを機会にぜひ覚えておいてください。

この漢字にもチャレンジ!

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画像/PIXTA(漢字画像を除く)

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