暮らしのコツ

藤野 こと藤野 こと

50代を機にやめたお金に関すること。整理と処分で、負担を手放す&少しお得も

財布とカード入れ

50代は子どもの独立や親の介護などライフステージが変化する年代。だからこそ、必要のないモノは積極的に手放していきたいものです。

「大切なのは何をするかではなく、何をやめる(やらない)か。特にお金にまつわることは早めに整理を」と話すのは、整理収納アドバイザーで自らも50歳になった藤野ことさん。シンプルライフをめざし、やめたこと・整理したことを教えてもらいました。

使っていない銀行口座を整理する

預金通帳とカード入れ

子どもの学費の引き落としや仕事の振り込みの関係でつくった銀行口座。使っていないのに残していませんか?

銀行が統合して、もはやどの銀行に行けばいいのかもわからないような口座は、残高がいくらあるのかも謎の状態でした。とはいえ、たとえ少額でも休眠預金にしてしまうよりはマシ。生きたお金として使ったほうがいいと思い、解約することにしました。今は取引店以外の店舗でも解約できるので、手続きは意外と簡単です。わずかではありますが眠っていたお金が手元に戻り、「いつかやろう」と思っていたことが終わって気持ちもスッキリ。

これを機に、使う銀行口座やクレジットカードの数も減らしたため、お金の管理がしやすくなりました。

家計簿をやめる

ちぎったレシート

20代・30代の頃は、挫折を繰り返しながらも何とかつけていた家計簿。長年の経験で1か月のお金の流れが把握できるようになったため、40歳を過ぎたあたりで家計簿をつけるのをやめてみました。家計簿がなくてもやりくりも貯金もできており、今のところ特に問題はありません。

家計簿をつけ終わるまで捨てられなかったレシートは、金額を確認したらすぐにゴミ箱へ。家計簿をつけるプレッシャーもレシートがたまっていくストレスもなくなり、とても気楽です。

書類や本を整理する

封書や書類

家でもっともたまりやすい紙類。分類してファイリングしても、どんどん増えていきます。もっと簡素化したいと考え、書類をもう一度見直してみました。わが家では、封筒で届いた書類は、封筒に入れたまま保管しています。中身を見てみると、記入例を印刷した用紙など、明らかに不要なものも…。

そこで、必要な書類だけを残し、封筒や不要な紙を処分したら、ファイルのスリム化に成功。おかげで必要書類を見つけやすくなりました。

整理しているときに、封筒やポチ袋に何年も入れっぱなしにしていたお札が見つかったことも。実は片付いていない家からはよくお金が出てくることがあるのですが、以前のわが家もまさにその通りでした。本の整理をしていたときは、ページに挟まれた旧札やへそくりが…。どんなに面倒でも、本を処分する前に必ず全ページをチェックしたほうがいいなと実感しました。

今はデジタル化も進んでいるため、本の一部を電子書籍に切り替えるようにしています。収納スペースを節約できて、部屋がスッキリ。処分すると判断した本はフリマアプリで売ったり、買取業者に持ち込んだりして、ちょっとしたお小遣いにしています。

何かを手放すと何かが入ってくると言われています。それがお金なら、手放すことへの抵抗感がなくなりますよね。銀行口座にしろ、書類や本にしろ、整理するだけで手元にお金が戻ってきました。

アラフィフ世代に差し掛かったら、手間だと感じていることを無理して続ける必要はありません。私は家計簿をやめて、ずいぶんラクになりました。50代に入ったら、やりたいことだけを残す。いらないモノはどんどん手放して、スッキリと暮らしていきたいですね。

●教えてくれた人/藤野ことさん
整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト。クリンネスト2級。家事は「素早くラクに」がモットー。動線を短くして時短家事となる仕組みづくりを考えている。無印や100均などのグッズを使った収納アイデアを考えるのが得意