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大田単大田単

春の花が終わった花壇を、2000円で見栄えよく。植え方&苗のおすすめは?

春から初夏の花壇の植え替え

いつの間にか春が終わり、新緑の季節。気温も上がってきました。春の間、楽しませてくれた草花が見頃を終えて、花壇が寂しくなる時期です。

そこで今回は、今の季節に挑戦したい花壇の植え替えアイデアを紹介します。教えてくれるのはガーデンデザインの本や雑誌を執筆し、自らも庭づくりを楽しんでいる二級建築士の大田単さん。

購入した苗の総額は2000円!おすすめの苗と見映えがよくなる植え方もアドバイスしてくれました。

元気がなくなったら花を植え替え、さわやかな初夏の花へ

春の花が終わり寂しくなった花壇
初夏を迎えた5月はじめの花壇。この春に楽しんだビオラなどの草花が、気温の上昇にともなって、元気がなくなり、枯れるものも出てきました。

そこで、まだ元気な花だけ残して、枯れた花を抜き、初夏の花に植え替えをすることに。冬に植えていた黄色系に青系の花をプラスしてさわやかな雰囲気にすることにしました。

花の種類は同系色が合わせやすい。高低差を組み合わせて選ぶ

花の色は、いろいろ組み合せるのが楽しいものですが、難しく感じてしまったら、同系色でそろえるだけでも素敵に見せることができます。今回は、初夏に合うさわやかなブルー系でそろえました。

鮮やかなブルーの花が楽しめるデルフィニウム

5~6月にかけて鮮やかなブルーの花が楽しめるデルフィニウム(1苗300円で購入)。私が購入した苗は、50㎝ほどの高さ。いちばん奥に植えます。

高さ20~50cmのブルーデージー

高さ20~50㎝のブルーデージー(1苗200円で購入)は、真ん中に植えます。花の苗にも表と裏があります。花は太陽のほうを向いて咲くので、表裏ができるのです。

ブルーデージーを裏側から見たところ

こちらは裏側。眺める人からきれいに見える向きに植えましょう。

背の低いミントブルーという種類のデルフィニウム

背の低いミントブルーという種類のデルフィニウム(1苗200円で購入)。咲き終わった花がら、傷んだ葉、花のあとできてしまった種などを取り除いてから植えます。

アジュガは地面を這うように広がるグランドカバープランツとして植える

アジュガ(1苗200円で購入)は、4~5月に花が咲いたあとも、地面を這うように広がるグランドカバープランツとして使えます。いちばん手前に植えます。

奥から手前にかけて高低差を出して花を配置し、立体感を出す

ポットのまま花の苗を置いて、配置を決める
まず、最初に、ポットのまま花の苗を置いて、配置を決めます。

仮置きの状態で上からもチェック
仮置きの状態でよく確認します。前から上から横から見てよくチェック。家の中から眺めたいときは、室内の窓からもきれいに見えるかチェックしてください。

奥の花の丈を高くすることで、手前の小さな花がよく見える
いちばん奥から、背の高いデルフィニウム、中ぐらいのブルーデージー、背の低いデルフィニウム、低く這うように広がるアジュガを置きました。

奥の花の丈を高くすることで、手前の小さな花がよく見え、全体的にボリューム感を出すことができます。

常緑植物を多くして、ローコストできれいな花壇をキープ

季節の花を植えて楽しみたい花壇ですが、花壇の面積すべてを植え替えるとコストがかさみます。そこで、おすすめなのは、一年中落葉せず緑のままの常緑(じょうりょく)植物を多く植えるアイデアです。私の庭に植えている常緑植物の一例を紹介します。

ワイヤープランツ

小さな丸い葉がついたつる性のワイヤープランツ

小さな丸い葉がついたつる性で、地面を這うように広がります。花壇の縁に植えると縁石など構造物の硬い印象を和らげてくれます。

ツワブキ

1年を通じてツヤのある葉が美しいツワブキ

1年を通じてツヤのある葉が美しいです。10~12月にキクに似た黄色い花を咲かせます。日陰の庭でも元気に育ちます。

ユーカリ(銀世界)

シルバーリーフと呼ばれる銀白色の葉がきれいなユーカリ

シルバーリーフと呼ばれる銀白色の葉がきれいなユーカリ(銀世界)。背が高くなる木なので、剪定をして管理する必要があります。

ユーカリ(ポポラス)

切り花としても売られているユーカリ

切り花としても売られているユーカリ(ポポラス)。ドライにすれば、人気のスワッグも手づくりできます。

ニューサイラン

色や形が個性的なニューサイラン

色や形が個性的な植物は、視線を引き付け、見せ場づくりに役立ちます。

筆者宅の庭は、1.5m×3mほどありますが、いちばん奥や手前に常緑植物を多く使い、植え替える面積を小さくしています。

今回の植替えは、デルフィニウム300円×2苗、ブルーデージー200円×3苗、小さいデルフィニウム200円×2苗、アジュガ200円×2苗、計9苗で2000円ほどでした。

高低差を生かしてつくる初夏の花壇の植え替えアイデアを紹介しました。常緑植物を上手に使って、コストをおさえながら、季節の花を楽しんでください。

●教えてくれた人/大田 単さん
二級建築士。設計事務所に勤務しながら、 インテリア、ガーデンデザイン等住まい関係の編集者、ライターとしても活躍中

※植物の見頃は、関東在住の筆者の庭を参考にしています。寒冷地や暖地などの環境により、生育は違いますので、地元の花屋さんなどに確認して植えてください