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町会費を払わない者は街灯の下を歩くな!新参者が出会った理不尽な地域のルール

街灯の下を通ってはダメ!?信じられないローカルルール

ほかの場所から引っ越してくると、理不尽な地域のルールに驚かされることも!

日刊住まいライターもそんな経験をしたそうです。住んでいる地域はご近所付き合いが濃い土地柄。そのため噂話が広まるスピードも速く、地域のルールを把握するまでは、近所付き合いはまともにできなかったとか。さっそくレポートします。

地域のルールの把握は、引っ越し直後がベストタイミング

町内会の集会

少し閉鎖的な空気感が漂う地域で「地域のルール」を知るタイミングは、やはり引っ越しのタイミングがベストだと思います。引っ越してきたばかりのタイミングで、積極的に関わろうとする姿勢を見せることで、「この地域に馴染む姿勢がある」ということのアピールにもなり、多少なりとも受け入れてもらいやすくなります。

まずはご近所さんや班長さん、町会長さんへの挨拶をすること。その際に挨拶とあわせて、この土地特有の付き合い方や気をつけるべきことなど、地域のルールの有無を聞くとよいのではないでしょうか。

引っ越してきた当初は戸惑うことばかり。謎のルール

筆者も今の家に引っ越してきたとき、ルールがよく分からずに苦労しました。具体的には以下のような事柄です。

ゴミ当番のネットとカゴは夜に出してはいけない!?

ゴミ出しのルール

ゴミ当番は複数のカゴやネットを毎回出さなければならないのですが、いかなる場合においてもそれらを夜中のうちに用意してはいけないというルールがあります。
特にゴミ集積所を設けているわけではなく路上に出しているため、通行人への配慮というのが理由です。

ちなみに筆者宅のお隣の班では同じ条件下でも夜中にカゴ出しをすることが認められているそうです。
例外なく早朝の5時半を目安に複数のカゴやネットを出さなければならないのはストレスです。

町内会に加入しないと街灯の下を歩けない!?

街灯

街灯費は町会費から支払われているそうで、町会費を納めないのであれば夜に街灯の下(あるいは街灯の光を頼りに)を歩くことは避けてほしいことを伝えられました。公道ですからそんなことを言われる筋合いはないのですが。

引っ越し時、有力者への挨拶がマスト!?

班の中には班長さんや町会長さんからも一目置かれる、いわゆるその土地の有力者がいることもあります。そこで班長さんには挨拶を済ませ、ほかにも挨拶に行ったほうがいいところがあるかどうか聞いてみました。

すると古くからこの土地に住んでいて、町内会でもかなり発言力が強いお宅があるとのこと。筆者宅からは少し離れていたのですが、そちらにも引っ越しの挨拶に伺いました。

返事をしてもらえなくても必ず挨拶をすること!?

筆者宅がある地域は、最近は新しい住宅地ができて若い世代もそれなりに増えましたが、7年くらい前までは外部からの流入がほとんどなく、かなり閉鎖的な空気感があった地域。そういう経緯もあってか、もともと住んでいた「土地の人」の権力が非常に強いのです。

ですので、いわゆる新参者は「土地の人」への挨拶はマスト。しかし挨拶をしてもまったく返してもらえないこともあります。何度も無視をされると「どうせ挨拶をしても返してもらえないし、むしろ挨拶をしないほうがいいのではないか?」とさえ思ってしまうのですが、それはNG。

筆者は大きな声でハッキリと、毎回欠かさないように挨拶をするよう心掛けています。なんだか厳しい部活の先輩後輩の関係性のようです。

ご近所の噂話も、ライフラインのひとつと割り切ることに

町内会の消防訓練

少しダークな謎のルールをご紹介しましたが、町内会で行っている防犯対策や防災訓練、ゴミ拾いなどによって自宅周辺の住環境がキープされているというのも事実。

ご近所の噂話は、情報交換の意味合いも。貴重なライフラインのひとつですので、そこで孤立することはあまり得策ではないと思います。その土地に家を構えたなら、その地域のコミュニティの一員。そのことを考慮せずに自分勝手な振る舞いをすれば、却って悪目立ちしてしまいます。

自分たち家族が過ごしやすいと思える環境は、町内会やご近所ともうまくやりつつ、自分たちでつくっていく必要があると思う今日この頃です。

イラスト/押本達希 画像/PIXTA