暮らしのコツ

藤野 こと藤野 こと

50代がキッチンを見直すと。鉄フライパンや食洗機NGの食器など、手放してラクになったもの

ル・クルーゼの鍋

50代に入ると、体力や集中力の低下は否めません。そのせいか、どんなに愛用していても、年齢とともに「使いにくい」「手入れがおっくう」と感じるモノが出てきます。

「アラフィフになってから、以前はよく使っていたキッチンアイテムの出番が激減。愛着はありましたが、使わないので潔く手放したらスッキリしました」。そう語るのは、整理収納アドバイザーの藤野ことさん。50代になって手放したキッチンアイテムを紹介します。

その1:重くて使いづらかった圧力鍋

煮込み料理から炊飯まで、時短で料理ができる圧力鍋。とても便利に使っていましたが、重くて使いづらいと感じるように。細かいパーツを洗うのも面倒になり、だんだん出番が少なくなっていきました。

それでも10年以上愛用していたものなので「もしかしたら使いたくなるかも」と思い、1年ほど置いておきましたが、1度も使いませんでした。

そこで圧力鍋は手放し、今は、冒頭の写真のル・クルーゼの鍋で煮込み料理をつくっています。重いのは同じですが、お手入れが簡単で圧力鍋ほど場所をとらないので、スッキリしました。

その2:手入れが面倒になった鉄のフライパン

フライパンの収納

鉄分が補給でき一生モノだからという理由で使っていた鉄製フライパン。熱伝導率がよく、料理もおいしくできるような気がしていました。

ですが、時が経つにつれて油ならしが面倒になり、メンテナンスをサボるように。お手入れが不十分なせいかこびりつきが多くなり、いつの間にか使わなくなってしまいました。私にはテフロン加工のフライパンのほうが向いていたようです。

その3:いくつもあった鍋・フライパンのフタ

鍋のフタ

フライパンや鍋に使うフタ。いくつもあるとスペースを圧迫するだけでなく、似たようなフタが多くて間違えて使ってしまい、サイズが合わずに洗い物を増やすことに。

そこで、同じサイズでしっかりとフタがハマるもの同士は共用することにしました。スペースに余裕ができ、出し入れがスムーズ。間違える回数がグンと減りました。

その4:食洗機に入れられない食器

食器棚の食器

わが家にとって食器洗い乾燥機(食洗機)はなくてはならないキッチン家電です。食洗機対応の食器を少しずつ増やし、日常使いの食器洗いはほぼ食洗機におまかせしているのでとてもラク。

とはいえ、手洗いが必要でもどうしても手元に残しておきたい思い出の食器もありました。ですが、やはり食洗機対応の食器ばかり使うようになっていき、思い出の食器は出番がほとんどゼロの状態に。結局、食洗機対応でない食器は、グラスを除いてほとんど処分してしまいました。

ただし、捨てることばかり考えていると、なかなか捨てられないのも年齢的なものがあるからかもしれません。大切なのは、1つ1つのモノと向き合い、残したいかどうかを意識すること。そうしないと捨てたことを後悔して、買い直すことになってしまうでしょう。

以前はこまめにできたことも、50代を過ぎたあたりから、手間がかかること、体力的にしんどいことはやらなくなっていくものだなと実感しています。特にキッチンは毎日使う場所のため、年齢とともにアイテムの使い方も変わってきます。年齢に合った暮らしになるような仕組みづくりを、これからも進めていくつもりです。

●教えてくれた人/藤野ことさん
整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト。クリンネスト2級。家事は「素早くラクに」がモットー。動線を短くして時短家事となる仕組みづくりを考えている。無印や100均などのグッズを使った収納アイデアを考えるのが得意