クイズ 連載

Sumai編集部

「黴」読める?ジメジメするこれからの季節に大いに関係アリです!

読めそうで読めない「黴」

行人偏の中にごちゃごちゃ入っていますね。黒という字も!これのせいで困ったことあるはずです。

特にこれからの季節は要注意!さて何と読むでしょう?

ジメジメして嫌な梅雨には「黴雨」という書き方もある!

うっとうしい梅雨の長雨

本州では、もうすぐうっとうしい梅雨の季節がやってきます。梅の花が咲くのは初春。2月頃なのに、なぜ「梅雨」と言うのか知っていますか?

それは、梅の実が熟す時期がちょうどこの長雨の季節だから。梅が熟する頃に降る雨ということで「梅雨」となったという説が有力です。

実際、漢字のふるさと中国の唐代の詩人・杜甫も「梅雨」という題の詩をつくっています。

南京 犀浦の道
四月 黄梅 熟す
湛湛として 長江 去り
冥冥として 細雨 来たる
(以下略)

杜甫は「春望」という詩にある「国破れて山河在り」が有名です。きっと漢文の時間に習ったことがある人も多いと思います。

上の詩の中にある「梅が黄色く熟している四月」というのは、今の暦でいうと5月下旬から6月下旬にかけての時期。ほぼ梅雨の時期と重なります。

この「梅雨」ですが同じ読みで「黴雨」とも書きます。
梅の実が熟す季節だから「梅雨」。そして、長雨で黴が生えやすい季節だから「黴雨」という訳です。

黴は家にとっても住んでいる人にとっても大敵!しっかり対策を

家の中の黴

正解は「カビ」です。

梅雨を黴雨とも書くといいましたが、「黴」は俳句の季語にもなっています。仲夏(現在の暦で6月ごろ)の季語です。昔から「黴」が身近な存在であったことが分かりますね。

私たちが暮らす住宅にとっても黴は大敵。高断熱高気密化が進んで、日常の暮らしは快適です。しかし防水処理が不十分で床下や壁の中に繁殖するトラブルも。

暮らしのなかでも油断していると、キッチンや浴室は湿気がたまり黒カビがびっしり!などということも。またクロゼットや押し入れは、空気がよどんでカビ菌の好物のホコリがたまりやすい場所。お気に入りの服にうっすらとカビが生えてしまったという経験があるかもしれません。

このカビを吸い込むことでアレルギーを引き起こし、湿疹、せき、鼻炎、結膜炎を発症するという調査結果が医療機関からも報告されています。

本格的な梅雨が来る前に、掃除と換気をしっかりしてカビ対策をお忘れなく。

この漢字にもチャレンジ!

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画像/PIXTA(漢字画像を除く)

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