体験レポート&リサーチ

Sumai編集部

平屋を建てたら大正解。子どもでにぎやか、元・2階建て住人がプランや住み心地をレポート

建てた平屋の外観

平屋を選ぶ家族が増えてきています。最近、平屋を建てたばかりの日刊住まいライターは、2階建て住宅からの住み替え組。6人家族になる予定なのに、あえて平屋を選びました。

実際の住み心地にも、思った以上に満足しています。 家族とつながれる、家事がしやすい、使わない部屋が生まれにくい…。日々感じる平屋のメリットについて語ります。

あわせて、平屋のデメリットを克服するための工夫も。建築費や採光、セキュリティ面については、どうすればいい?

内覧会巡りでの出会いが平屋づくりのきっかけに!

現在夫と子どもが3人、さらにもう1人増える予定のわが家。もともと築15年の2階建ての戸建て賃貸住宅に住んでいました。「そろそろマイホームを建てたい!」と住宅展示場や内覧会巡りをスタート。平屋の内覧会にも参加してみることに。

もともと漠然と平屋への憧れはあったものの「なんだかお金がかかりそう」「部屋が暗くなりそう」などの理由から現実的には考えていませんでした。しかし内覧会の際、営業担当に平屋への憧れをもらしたところ、「気になることは一緒に解決していきましょう!」と言われ、「前向きに取り組んでみようかな」という思いに。そんなことから、平屋を検討することになったのです。

このとき、家のお金の話はほとんど出ていませんでした。まず間取りを考え、金額はそのあとに自分たちの希望するところにすり合わせていく方針でした。

わが家が取り入れたのは中庭を介してLDKと個室がつながるコの字型プラン

建てた平屋の間取り

最終的に筆者が取り入れた間取りはこちらの4LDKです。方角は、向かって左側が北。所有していた土地は南北に長く、この土地で平屋の家を建てるのに、どんな間取りがいいのかとても悩みました。

家が暗くなるのは避けたかったので、南に向く面が少なくてもできるだけ日光を取り入れられるよう、東側にタイルを貼った中庭を設け、コの字型の間取りになりました。

みんなが集まるリビングとプライベート空間は離したいという面からも、コの字型はわが家にとってベストなプランでした。

思った以上に生活しやすい!住んでみて感じた平屋のメリット

無事建築も終わり、平屋に住みはじめたわが家。実際に感じた平屋のメリットをご紹介します。

家族みんなの雰囲気を感じられる

中庭で各部屋とつながるリビングの窓

リビングからは、和室、勉強スペース、表の庭、中庭を隔てて子ども部屋が確認できます。2階建てに住んでいたときは、子どもが2階にいるとなにか危険なことはしていないかなど、心配になりました。しかし現在は、ほどよくプライベートが保たれながらも家族を感じられるため安心で、とても過ごしやすく感じます。

ワンフロアなので生活や家事の動線がスムーズ!

階段がなく、上下の動線がない平屋は、家事の負担が格段に少ないメリットがあります。これまでは洗濯物を2階に干していたため、毎回洗濯物を持って2階に上がるのは大変でした。しかし、平屋なら干す作業から畳んでしまう作業まですべてワンフロアで解決します。

このほか意外と面倒に感じるのが、子どもにつき添うこと。2階に服を取りに行ったり寝室に行ったりするのは、やや恐怖心があるらしく、なにかとつき合わされます。平屋になった今、自分たちでできることが増え、親としては正直とてもラクです。

用途に合った部屋の使い方ができる

オモチャのある子ども部屋

2階に子ども部屋があると、ある程度大きくなるまで使われないままというケースが多いと聞きます。2階建てに住んでいたとき、わが家はまさにその状態。2階の子ども部屋は物置きのようになっていました。2階で使っていたのは寝室だけです。

子どもがもう少し大きくなり、自分の部屋が必要な年齢になれば使用していたと思うのですが、わが家では子どもたちが遊ぶときを含め、生活のほとんどが1階の和室とリビングでした。リビングにはオモチャがあふれ、思うように片づかないことにストレスも。平屋では、子どもたちは子ども部屋で遊べ、リビングが子どものオモチャであふれることもなくなりました。

子どもも安全で歳をとっても安心

小さな子どもがいるわが家にとって、階段は目が離せない場所のひとつ。7歳の長女でさえも遊びながら階段を上り、踏み外してけがをしたことがあります。気をつければいいのですが、階段をなくせるなら、やはり安心。われわれ親世代の数十年後を考えても、階段のない平屋はやさしいつくりです。

平屋のデメリットは間取りやグッズで克服できる!

お金の問題や日当たり、防犯面の心配があった平屋ですが、間取りの工夫などで克服できました。

平屋は高い!?延床面積を減らせて建築費を抑えられるケースも

懸念していたお金の問題ですが、同じ坪数だと基礎や屋根が大きくなるため、坪単価が高くなる傾向にあるようです。しかし平屋の場合、2階建てと比べ延床面積が減らせることも多く、結果建築費用を抑えられる場合もあります。たとえば、2階建てだとトイレは2つ必要ですが平屋なら1つでいいといったように、部屋数が減ることもあるようです。

そのため一概に高くなるとは言いきれず、間取りをつくってみないと金額はわからないようでした。

実際私たちも、2階建てプランより平屋プランのほうが延床面積は5坪(16.5㎡)ほど小さくなり、その時点でほぼ同じ金額でした。ハウスメーカーによっては平屋も2階建ても延床面積が同じなら、坪単価は変わらないというところもあるようです。

このほか長い目で見たときに、家にはメンテナンスや修繕工事が必要になりますが、大掛かりな足場を組む必要がないため、修繕費用も抑えられます。

コの字型にすることで北側にも光を取り入れる

北側の明るい子ども部屋

平屋を建てると決めたとき、正方形とL字型の2つのプランが、はじめに提案されました。わが家の土地は南北に長い敷地のため、正方形のプランでは北に面した部屋がどうしても増えてしまい、北側の部屋は日当たりが確保しにくくなります。またL字型のプランは、おもに東向きの間取りになるため、午後は暗くなることが懸念されました。

その解決案として出されたのが、今回採用したコの字型プランです。このプランでは、北側の部屋にも日光を取り入れられ、とても満足しています。

防犯対策は防犯カメラ設置で

住宅に設置した防犯カメラ

すべての扉が1階にあるので、やはり2階建てに比べたら防犯面では心配です。セキュリティに関しては、玄関と子ども部屋周辺の2か所に防犯カメラを設置しました。また外構において、人が歩くと音がする防犯砂利を採用することも検討中です。わが家では採用しませんでしたが、セキュリティ会社を入れるのもひとつの方法です。

平屋に憧れがある方は、一度思い切って営業の方や設計士さんに話してみるといいと思います。お金の面でも日当たりの面でも、プロと話をする中で見えてくるものがあります。平屋を考えている方はぜひ参考にしてみてください。