収納術

香村 薫香村 薫

玄関収納に靴をしまわない人の暮らし方。ミニマリストが考えた最適解とは

香村さん宅の玄関

玄関は、靴以外にもいろいろなものが集まりやすく、散らかりやすい場所のひとつ。ライフオーガナイザーで家事研究家の香村薫さんは、靴以外のものを玄関収納にしまうことで、暮らしやすさがアップし、玄関が散らかるのを予防できているそうです。ちなみに靴は室内の収納におさめています。
いったいどんなルールで、どんなものを玄関収納にしまっているのでしょうか。詳しく教えてもらいました。

靴は脱いだ状態で開け閉めがしやすい室内に収納

上の写真は筆者宅の玄関です。玄関たたきには天井までの玄関収納があり、玄関を入ってすぐの廊下にも収納があります。

玄関を入ってすぐの場所に靴を収納

意外に思われるかもしれませんが、筆者宅では玄関収納ではなく、玄関を入ってすぐの廊下にある収納に靴をしまっています。その理由は、靴を脱いだ状態で開け閉めがしやすいから。玄関収納には、靴以外のものを収納しています。

帰宅して靴を脱ぎ、下駄箱に収納する際、雨や泥などでたたきが汚れていると、つい靴をしまうのがおっくうになってしまいますよね。筆者宅では、靴を脱いだ状態で開け閉めがしやすい場所を靴の収納スペースとすることで、脱ぎっぱなしを予防しています。また、それほどスペースが広くないので、靴はここに入るだけと決めて、古いものは処分する習慣が自然と身につきます。

ちなみに筆者が独自に調査した結果によると、1週間で履く靴の種類はひとり平均3足ほどです。筆者宅ではその数をもとに、家族ひとりにつき1段ずつ下駄箱の棚を用意。ゆったり3足収納できるスペースを確保しています。出し入れがしやすいので、玄関に靴を脱ぎっぱなしにすることがなくなりました。

玄関収納スペースが狭いお宅の場合は、よく履く3足以外は割り切って玄関以外に収納するのも手。たとえば冠婚葬祭用の靴は服と一緒にクロゼットに収納、ビーチサンダルは水着と一緒収納、といった具合に一緒に使うものとセットで収納するのもありだと思います。

玄関収納には靴以外のものを。暮らしやすく、時短にもつながる

玄関収納の中

では、玄関収納にはどんなものを収納しているのか、具体的にご紹介します。

外出後慌てて取りに戻りがちなもの

マスク、ハンカチ、ポケットティッシュ、帽子、折りたたみ傘などを玄関たたきに収納

筆者宅では、マスク、ハンカチ、ポケットティッシュ、帽子、折りたたみ傘など、外出後に慌てて取りに戻ったことがあるものを玄関収納にしまっています。もし忘れて取りに戻っても、靴を履いたままサッと取り出せるので、時短にもつながります。

外に出てから「寒い!」と感じたとき用の防寒のアイテム

ストールや手袋、子ども用の上着などを玄関たたきに収納

ストールや手袋、子ども用の上着などもここに収納しています。外に出てから「寒い!」と感じたときにサッと手に取れるのでとても便利。ポイッと放り込むだけの収納なので、子どもも自分で出し入れができます。花粉やウイルスを家の中に持ち込まずに済む、というメリットもあります。

汚れやすい外用のおもちゃ

外用のおもちゃ

砂場グッズやなわとびなど、汚れやすい外用のおもちゃも玄関収納に入れています。ケースも、気兼ねなく洗えるプラスチック製のものにしています。

スポーツ用のアイテムはバッグごと収納

スポーツ用のアイテムとバッグを玄関たたきに収納

子どもの部活やクラブチームなどで使うスポーツ用のアイテムも、バッグごと玄関収納にしまっています。帰宅したらここにポンと収納するだけなので子どもが自分で片づけられますし、土や砂などを室内に持ち込まずに済みます。ほかにも、新聞などの紙ゴミ、段ボールを開閉梱するためのガムテープやハサミなどもここに収納しています。

自分たちにとって最適な収納場所を考えた結果、筆者宅では靴は室内に収納し、玄関収納には靴以外のものをしまう方が快適、という結論に至りました。玄関がどうもごちゃつきやすい、外で使うものを置く場所がない、という方はいちど玄関まわりの収納を見直してみてはいかがでしょうか。

●教えてくれた人/香村薫さん
家事研究家/ライフオーガナイザー、株式会社ミニマライフ代表取締役。大学卒業後、トヨタグループのAT・ナビ専門メーカー・アイシンAWに入社、商品企画・統括業務を担当。結婚後には夫と一緒に、モノの適正数を決め、しくみで維持する片づけ方を考案。「トヨタ式おうち片づけ」と名づける。著書は「トヨタ式おうち片づけ」をはじめ多数