DIY

大田単大田単

花壇のDIYアイデア集。初心者でも簡単、拾った流木や廃材がいい味に

DIYでつくった花壇

玄関前や門回りに花を植えて楽しみたい!という方におすすめなのが花壇。土のある場所を切り取って、レンガやブロック、板などの素材で仕切れば、簡単にDIYできます。

今回は、ガーデンデザインの本や雑誌を執筆し、自らも庭づくりを楽しんでいる二級建築士の大田単さんに、初心者でもできる、おしゃれな花壇のつくり方を紹介してもらいました。

花が身近にある暮らし、あなたも始めてみませんか?

拾ってきた流木や廃材の板…リサイクルして花壇をつくるのも楽しい!

筆者宅の庭づくりのモットーは「今あるものを生かす」です。造園会社に依頼して花壇をつくるのは、DIYより費用がかかりますし、一度つくってしまうと位置や高さが変えられません。あるものをリサイクルしてDIYすれば、手を加えながら自分好みの花壇がつくれます。

流木を使ってDIYした花壇

流木を縁に使った花壇です。波に洗われ、白く変化した木肌がとてもきれいで、草花の色を引き立ててくれます。

流木と以前住んでいた人が庭に放置していった石材を組み合わせました。建築現場で余った角柱をアクセントにしています。

アプローチ脇であふれるように咲く花

花壇の場所は、門から玄関までのアプローチの脇。出かけるときや帰ってきたときに、足元にあふれるように咲く花を眺められます。

花壇には、常緑の草花を多く植え、手前だけを植え替えると決めています。すべての面積を植え替えていたら、費用がかさみますが、これなら、最低限の草花で見栄えのいい花壇ができます。

縁には杉板を使ってつくった花壇

こちらは、門の際につくった花壇です。あえて、日中の半分は日陰になる場所を選び、日陰を好む木や草花を植えて、自然な雰囲気に。花壇の縁には杉板を使い、30cmくらいの高さを出し、しだれるように咲く花を植えています。

シダとツルニチニチソウの花

元気に育っているシダ。周りにはツルニチニチソウが咲き乱れています。

ブルーの花びらがかわいいツルニチニチソウ

風車のような形のブルーの花びらがかわいいツルニチニチソウ。

この花壇は、3年前に植えたまま手入れは伸びすぎた枝を初夏に切るだけ。植え替えや水やりは一切していません。つる性のツルニチニチソウが地面を覆っているため、草も生えず、ほったらかしでもいつもきれいです。

レンガやブロックを用意していざスタート!すてきな花壇のつくり方

では、ガーデニング初心者でもチャレンジしやすい花壇のつくり方を紹介します。

レンが組んで花壇をつくる

手順1.位置を決める

まず、庭のなかで花壇をつくる場所を決めます。いつも眺められる場所につくってみましょう。

おすすめは玄関の近く、門回り、門から玄関までのアプローチの両脇。玄関の近くは、出入りのたびに花が迎えてくれ、アプローチの脇なら足元に咲くかわいい花が毎日眺められます。門回りの花壇は家族だけでなく、来客や道行く人にも喜ばれるでしょう。

日当たりも大事です。家の際の部分や門の近くは影になりやすいので、場所を決めたら、朝・昼・夕方の日の当たり方をよく観察してみてください。草花には、日当たりを好むものが多いので、一日じゅう日陰になるような場所は避けてください。

一日の半分くらいしか日が当たらない場所でも、日陰を好む草花なら植えられます。場所を決めたら、その環境に合った草花を選んで植えましょう。

手順2.素材を選ぶ

素材は、レンガや石材、ブロックや木から家や庭のテイストに合うものを選びます。洋風の家や庭なら、レンガ、和風の庭なら、御影石など和の雰囲気の出る石材を使うのもよいでしょう。

手順3.素材を並べる

レンガなら、積んだり、縁に並べたりするだけでOKです。崩れたら危ないので、5段くらいまでにしてください。高さのある花壇をつくりたい場合は、モルタルなどで固めるか、鉄筋を入れて強度を増す必要があります。

レンガをモルタルで固めた花壇

上はレンガを縦に並べた例。モルタルで固めてあります。置くだけの花壇をお試しにして、場所が確定してから、固定すると失敗がありません。

置くだけで仕上げる花壇は、ある程度の重さのある素材を選ぶのがポイントです。軽いと動いてしまったり、風が強いと飛ばされたりして危ないからです。木の板など軽い素材を使う場合は、支柱を土に埋め、ボルトなどで木の板をしっかりと留めましょう。

ブロックを地面に半分埋めてつくった花壇

ブロックを地面に半分埋めてつくった花壇。重さのある素材を土に一部埋めることで動きづらくなります。

ホームセンターやネットで買える!おすすめの花壇の縁に使えるアイテム

ブロック

花壇用のコンクリート製ブロック

花壇用のコンクリート製ブロック。表裏使え、直角に並べればコーナーも作れます。価格は、1個300円~400円ほど。色の種類もあります。ホームセンターやネットで購入できます。

擬木(ぎぼく)

本物の木のようにつくられた園芸用の擬木

まるで本物の木のようにつくられたアイテムです。素材は樹脂やコンクリートなどさまざま。

角柱はそのまま並べたり、丸太風のものは立てて使ったり。価格は、大きさによりますが、1000円~1500円前後です。

流木

流木で仕切ってつくった花壇

ユニークなアイテムとしては、流木も味があってすてきです。筆者は、海岸や河原などで落ちている流木を拾ってきて使いました。

花壇があると花が身近に感じられ、暮らしが豊かになります。風にそよぎ、光を浴びて輝く花を眺めて、日ごろの疲れを吹き飛ばしてはいかがでしょう。

●教えてくれた人/大田 単さん
二級建築士。設計事務所に勤務しながら、インテリア、ガーデンデザイン等住まい関係の編集者、ライターとしても活躍中