クイズ 連載

Sumai編集部

「梧」読める?戦後の日本人に生きる希望を与えた、意外と身近に生えている木

読めそうで読めない「梧」
街路樹や公園木としてよく目にする木です。ひょっとしたら、いつもの通り道に生えているかもしれません。

夏になると大きな葉が、涼しい木陰をつくってくれて、ちょっとうれしいかも!じつは敗戦で疲弊した日本人に、生きる希望を与えてくれた木でもあるんです。さてなんと読むでしょう?

日本三大美幹木の1つで、家具や建具の材料にもなる身近な木

公園でよく見る梧

公園や街路樹で、幹が緑色の木を見かけること、ありませんか?

夏はグローブのような形をした葉っぱを茂らせて、いい木陰をつくってくれるその木が梧です。やわらかく扱いやすい木なので、箪笥(たんす)や建具に使われることが多い樹種です。

原産地の中国では「鳳凰がとまる木」と言われ、古来大切にされてきました。

ちなみに幹が緑色をしているのは、まだ若い木で、葉と同じように光合成をしています。その幹の美しさから、シラカバ、ヒメシャラとともに日本三大美幹木に数えられています。

その種子はコーヒーの代用にされたことも!

実がついた梧

原産地の中国では古くから種子が食用にされていました。じつはチョコレートの原料となるカカオも同じアオギリ科に属する植物です。そのせいか、炒ると香りがよく、戦時中はコーヒーの代用品として使われていました。

戦後、人々に生きる希望を与えてくれた木

広島に原子爆弾投下

正解は「あおぎり」です。

梧は「被ばく樹木」としても知られています。広島に原爆に落とされた原子爆弾により街は壊滅。その悲惨な状況から、専門家からは「広島には今後75年は草木が生えないだろう」と言われていました。

しかし、奇跡が起こったのです。爆心地から1.3㎞離れた場所で、熱線と爆風をまともに受けた梧が、翌年の春に新しい芽を出しました。

そしてこの1本の梧から、虚脱状態にあった多くの国民が、生きる希望をもらったのです。

現在は平和記念公園に移植され、枯れることなく原爆の語り部となっています。

この漢字にもチャレンジ!

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画像/PIXTA(漢字画像を除く)

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