暮らしのコツ

藤野 こと藤野 こと

靴やバッグを家にあるモノで「エコで手軽に除湿」。重曹・炭・新聞紙の活用方法

ゲタ箱を重曹で湿気対策

ジメジメしている時期に気になるのが、湿気によるカビの発生です。湿気対策として除湿剤や除湿器を使うのも手っ取り早いですが、「簡単な湿気対策なら家にあるモノを活用してみて」。こうおすすめするのは、クリンネストの資格も持つ整理収納アドバイザー・藤野ことさん。手軽に除湿できる3つのアイテムと、その方法を教えてもらいました。

家にあるモノを使えばエコ。それに、湿気を防げば家や愛用品が長く使えることになります。最近耳にするSDGs(持続可能は開発目標)への取り組みを意識して、気軽にお試しあれ。

掃除にも湿気取りにも使える「重曹」

下駄箱に置いた重曹

まずひとつめは、掃除に使える自然素材として人気の「重曹」。重曹には除湿効果もあります。簡単にできる湿気取りのつくり方を紹介します。

用意するもの

  • 重曹
  • ジャムや調味料などのあきビン
  • ペーパーナプキンまたは小さな布
  • 麻ヒモかゴム

※あきビンのフタは使いません

つくり方と使い方

あきビンに重曹を入れたら、ペーパーナプキンか布を上にかぶせ、麻ヒモやゴムで留めれば完成!

これをクローゼットや洗面所、キッチンなどの湿気が気になる場所に置くだけです。

重曹の入ったビンに、虫除けや消臭効果のあるハッカ油を2、3滴たらすのもおすすめ。トイレやゲタ箱に置くとスッキリして、リラックス効果も。お気に入りのデザインのペーパーナプキンや端切れをかぶせれば、インテリアとしてもおしゃれです。

重曹が固まってきたら、取り替えのサイン。2、3週間くらいで固まってきます。固まった重曹は、重曹水にして掃除に使いましょう。最後までムダなく使いきれます。

繰り返し使えて経済的な「炭」

「竹炭・シューズ用」

暮らしのさまざまな場面で活躍してくれる「炭」。除湿効果があるため、湿気取りとしても使えます。こちらも使い方は簡単で、布袋や不織布の小袋に炭を入れ、湿気を取りたい場所に置くだけ。重曹のようにあきビンに入れて使っても問題ありません。

炭といえば、よく見かけるのは木炭ですが、湿気取りに使うなら竹炭のほうが効果的です。こちらの「竹炭/シューズ用」は100均で購入したもの。

炭には脱臭効果もあるので、ゴミ箱の底やゲタ箱、冷蔵庫の中などニオイが気になる場所にも適しています。もちろんクローゼットやタンスの引き出しなどにも有効です。湿気を吸った炭は天日干しすれば元通りに。繰り返し使えてとてもエコです。

靴やバッグの湿気取りには「新聞紙」が有効

バッグに新聞紙を詰める

読み終わったら古紙として捨ててしまう「新聞紙」。ゴミの日に捨てるまでまとめておかなければならず、スペースをとってジャマだなと思ったことはありませんか?

じつは新聞紙にも除湿効果があるんです。新聞紙をゲタ箱や押し入れなどの底面に敷くだけでOK。また、クシャッと小さく丸めた新聞紙を靴やバッグに入れておくとカビ対策になります。汚れてきたらそのまま捨ててもいいですし、汚れを軽く落としてから濡らし、窓ふきに使うことも可能です。

ただし、新聞紙に強力な除湿効果はありません。ほかの除湿アイテムとの併用で効果を発揮します。

ご紹介した3つのアイテムは、身近にあるものばかり。あまりに湿気がひどい場所は、除湿剤や除湿器を使った方がいいですが、「ちょっと湿気を取りたいな」と思う程度の場所ならば、重曹、炭、新聞紙のいずれかを使って簡単に湿気対策ができます。

どれも環境に優しいのでとてもエコ。それに何個も除湿剤を購入する必要がなくなるため、お財布にも優しいです。ものを末永く使うことも考えて、ぜひお試しを。SDGsの取り組みを手軽に実践することにもつながります。

●教えてくれた人/藤野ことさん
整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト。クリンネスト2級。家事は「素早くラクに」がモットー。動線を短くして時短家事となる仕組みづくりを考えている。無印や100均などのグッズを使った収納アイデアを考えるのが得意