暮らしのコツ

木村 充子木村 充子

50代からの洋服管理は「カプセルワードローブ」。ものの持ち方を見直せて毎日が充実

カプセルワードローブ

クローゼットの中はいっぱいなのに着たい服がない。毎朝の洋服選びに時間がかかる。そんな悩みを解消するのが「カプセルワードローブ」。今、ものを減らして身軽に暮らしたいと考える、50代からの女性にぴったりのコーディネート術です。

自身もアラフィフ世代の整理収納アドバイザーの木村充子さんは、カプセルワードローブにしたことで、洋服の管理がとてもラクになりました。今まで服選びに手間取っていた時間や、シーズンごとの衣替えも不要に。おかげで自分の時間も持てるようになったそう。

管理の手間も収納スペースもセーブできる、カプセルワードローブ!簡単に実現する方法を教えてもらいました。

カプセルワードローブとは、少数精鋭の服を着回しておしゃれを楽しむこと

「カプセルワードローブ」のメリットはたくさんある

カプセルワードローブとは手持ちのアイテムを厳選した少数精鋭のアイテムを着回して、おしゃれを楽しむこと。アイテムを厳選することでさまざまなメリットがあります。

毎日のコーディネートがラクになる

厳選した少ないアイテムでのコーディネートは悩む必要がなく、朝の身支度の時間もぐんと短縮されます。なにを着ても失敗がなく、自分に合った洋服で毎日を快適に過ごすことができます。

一着一着に手入れが行き届く

大人の女性にクシャクシャのシャツや、毛玉だらけのニットは似合いません。アイテムの数が少ないので、一着一着を大切にお手入れして、いつでも着れる状態に保つことができます。

無駄な買い物が減る

手持ちのアイテムをすべて把握でき、たりないもの、買うべきものがはっきりするため、余分な買い物を減らすことができます。

クローゼットを美しくキープできる

必要なアイテムに厳選するので、クローゼットに余裕を持って収納でき、美しい状態をキープできます。

50代はカプセルワードローブ始めるのに、とてもいいタイミング!

50代はカプセルワードローブを始めやすい時期

50代は、多くのメリットがあるカプセルワードローブを始めやすい時期。なぜなら、自分のスタイルやセンスが確立していて、自分に合った装いのために必要なアイテムの取捨選択がしやすいから。アイテム数を絞ったぶん、一着一着の質を上げれば、大人の女性にピッタリなワードローブが完成します。

また、記憶力や体力が衰えてくる50代にとって、たくさんの洋服を管理するのはとても労力が必要なこと。洋服の管理に使う時間を最小限にして、自分のやりたいことのための時間にあてることができます。

各シーズン7パターンを選べば、カプセルワードローブのでき上がり

カプセルワードローブのつくり方

それでは、筆者のカプセルワードローブを参考に、つくり方を解説していきます。

まず、あなたの直近2週間のコーディネートを思い出してください。そして、その中からお気に入りで実用性の高いコーディネートを7パターン選びます。その7パターンのコーディネートに必要なアイテムが、今シーズンのカプセルワードローブです。

次に、春夏、秋冬の各シーズンのコーディネートを再現してみましょう。そして今シーズンと同様に、7パターンのコーディネートを選びます。

筆者の場合、これにセレモニースーツとフォーマルウェアを加えたものが写真のカプセルワードローブです。

40~50代の女性の、洋服の平均所持枚数は約120枚と言われますが(※)、筆者は毎年、約50枚の洋服と、20点ほどのストールなどの小物でおしゃれを楽しんでいます。

アイテムを厳選していくと、クローゼットの中の服のほとんどが、もう何年も着ていない「着ない服」や、傷んでいたり体形に合わなかったりする「着れない服」だということに驚く方も多いはず。それらは「持っていなくていい服」なので、この機会に手放しましょう。

※平成30年度調査分『衣料の使用実態調査』について/一般社団法人 日本衣料管理協会より

シーズン外の服にはカバー。それだけで今日着る服が取り出しやすくなる

シーズン外の服は、お手入れしたらカバーを掛ける

次に、厳選したアイテムをクローゼットに収めます。このときシーズン外の洋服には、クリーニングやお手入れをすませたあとカバーを掛けます。カバーを掛けることで、シーズン外の洋服をホコリや汚れから守るとともに、クローゼットを開けたときに目に入る情報を減らす効果があり、今日着ていく服を手に取りやすくなります。

ハンガーも統一する

ハンガーも統一しましょう。筆者はベルベットハンガーで統一しています。衣類が滑り落ちず、省スペース。見た目も美しく整います。

自分の持ちものとしっかり向き合い、少ないもので豊かに、身軽に暮らしたい50代。「カプセルワードローブ」を実践して、自分らしいおしゃれと暮らしを手に入れてください。

●教えてくれた人/木村充子さん
整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーター。お片づけとインテリアのプロとして、ASAP(As Simple As Possible)を主宰し、整理収納レッスン&ワークやインテリアコーディネートを行っている