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小林 ユリ小林 ユリ

新築とリフォームを経験してわかった、予算オーバーを防ぐコストダウンのねらい目

新築・リフォーム、コストダウンのねらい目

新築、リフォームを問わず、家づくりには高額な費用がかかります。8年前に実家を注文住宅で新築し、昨年母との同居のためにリフォーム工事を行った日刊住まいライターが、それそれの工事で気づいた節約ポイントをレポートします。金額を抑えやすい部分についてまとめました。

水回りのオプション、造作家具からコンセントの数まで、コストダウンの参考にしてください。

1.キッチンにオプションのつり戸棚は本当に必要?

キッチンのつり戸棚

つり戸棚をつけないだけで数万円のコストダウンになります。筆者宅は二世帯住宅なのでキッチンがふたつありますが、母が使用しているキッチンにはつり戸棚がありません。母は身長が約148cmと低いこともあり、つり戸棚の使用頻度はそれほど高くないという判断からです。設置せずともそれほど不都合はありませんでした。

これは8年前の注文住宅を建てたときの話なのですが、ここで4万円程度のコストダウンとなりました。ただこれもピンキリだそうです。今回のリフォーム工事の際、工務店につり戸棚の値段を聞いてみたところ、通常のつり戸棚の相場は3〜5万円、自動昇降機能つきのつり戸棚の場合は約8〜10万円が相場になるようでした。

2.造作家具の扉や引き出しは意外に高い!

造作家具の扉はけっこう高い

筆者宅では造作家具を多く取り入れているのですが、必要最低限の扉と引き出しの数にすることで、合計40万円のコストダウンに成功しました。

すべてに扉をつけるとかなり高額になります。扉ありのタイプと扉なしのタイプでは、ひとつの家具で10万円程度の差が。「扉って高いんだな…」と痛感しました。また、引き出しなどにすると、なおさらコストがかさみます。

3.アクセントクロスを使えば、壁の内装費用を上手に圧縮できる

クロスは高いものはアクセントに使う

筆者宅は、壁に珪藻土を多く使用していますが、各部屋の天井と壁の1面〜2面をアクセントクロスで仕上げることでコストダウンを図りました。珪藻土の壁は通常のクロスよりも約2倍の金額がかかってくるため、これだけでも6万円程度のコストダウンになりました。

また、壁紙だけの家でも、ハイグレードなクロスを全部の部屋に使うのではなく、アクセントクロスとして使用すれば、数万〜数十万のコストダウンになります。

4.コンセントの追加料金はバカにならない!不必要な場所は削る

コンセントの追加料金は抑える

コンセントはひとつ増えるごとに、どんどん追加料金が発生します。家具を置く場所をあらかじめイメージするなどして、不必要な箇所にはつけないように。それだけで数千円〜数万円のコストダウンになるはずです。

今回のリフォーム工事では、コンセントの増設を無料で行ってもらうことができました。しかし8年前の新築工事の際には2口で2500円、3口で3000円の追加料金が発生しました。ちなみに筆者の友人宅では、2口5,250円の追加料金が発生したそうです。

5.見積もりにカーテンが含まれている場合は、施主支給にする

市販のカーテンを取りつけてコストダウンに

注文住宅の場合、初期の見積もりにカーテン(オーダーカーテン)代も含まれていることがあります。筆者宅では30万円の費用が計上されており、びっくりしてしまいました。

また、ブラインドやロールカーテンをつけようとするとさらに値段がはね上がってしまいます。カーテンレールのみつけておき、施主支給として市販のカーテンをつるせば、数万〜数十万円のコストダウンにつながります。実際、筆者宅では市販のカーテンを取りつけることで26万円のコストダウンに。

6.工務店の得意分野によって、無理のないコストダウンが図れる

左官工事された壁

工務店にはそれぞれ得意分野があります。工務店ごとに仕入れやノウハウに差があるので、得意分野の商品ならば安く仕入れてもらうことができます。

今回は、造作家具の製作と左官を得意としている工務店に依頼しました。このことにより、材料費と人件費を合わせて、他工務店よりも3割程度の費用削減できるということが、依頼する決め手に。

造作家具の費用を木工事に含めることができ、コストダウンが図れました。左官関連は約44万円。工務店の言うとおり左官費用も3割減の金額であるとするなら、かなりお得だったと思います。

1か所ごとの値段は数千〜数万円のコストダウンでも、家全体となればかなりまとまった金額になります。
自分たちのライフスタイルに合わせて、無理なく節約をできる箇所について考えてみると、意外と節約できる箇所があります。ぜひ、参考にしてください。