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草取り不要に、ネコの糞尿被害もなくなる!敷地の手入れをラクにする方法を解説

庭の草取り

刈っても刈っても生えてくる庭の雑草。何度も草取りをするのは面倒!とくに暑い季節は、やらないですめばと思います。この問題の解決法を、ガーデンデザインの本や雑誌を執筆し、みずからも庭づくりを楽しんでいる、二級建築士の大田単さんが教えてくれました。

防草シートや水で固まる土、砂利を上手に組み合わせるだけで、とっても簡単に解決。それまで年6回していた草取りが、ゼロになったというから驚きです。

さらに、庭を野良ネコの糞尿(ふんにょう)被害から守る方法も紹介!悩まれている方は、ぜひ試してみてください。

防草シート+砂利で年6回の草取りが、この3年間はゼロに!

庭づくりでもっとも大変な草取り作業。花を育てるのは楽しくても、何時間もしゃがんで草を取り続けるのは、いやになってしまいます。そこで、おすすめなのが「防草シート」。草が生えるのを予防するポリエステルなどの素材を使った製品です。

植物の生育には、光が必要。遮光率の高い「防草シート」を使うことで、草が生えるのを防げるのです。

防草シート+砂利を敷いた庭

写真は、筆者宅の駐車場の脇にある花壇です。おしゃれなレストランの駐車場をイメージして、「防草シート」の上に白い砂利を敷き、鉢植えのアレンジを置いています。

「防草シート」と砂利を敷く前は、土がむき出しだったので、春に2回、夏に3回、秋に1回の草取りが必要でした。防草したことで、3年間草取りをしなくてすんでいます。

広さは2m×6mで、かかった費用は「防草シート」と砂利で約6000円。年間6回以上していた草取りから解放され大満足でした。

「防草シート」は、黒と緑の色がありますが、地面に「防草シート」を敷くだけだと、視覚的には寂しい印象になってしまいます。「防草シート」の上に砂利を敷き、シートを隠すことで庭のしつらえとして、すてきに見せることができます。

ホームセンターやネットの通販で購入できる「防草シート」

「防草シート」は、ホームセンターやネットの通販で購入できます。筆者が調べたところ、1×50mのロール状のものが3980~1万4800円(税込み)で販売されていました。

敷くときは、Uピンを使って地面に留めます。使いたい場所の縦横のサイズを測り、必要な長さの「防草シート」を用意。50㎝間隔に1本のUピンも必要です。

防草シートの上に敷く砂利は、庭の雰囲気に合わせて選んで!

防草シートの上に敷く砂利

砂利だけで防草する場合は、5㎝以上の厚さの砂利を敷く必要がありますが、「防草シート」を隠す目的なら、黒い色が見えなくなる程度で大丈夫です。

さまざまな色や形の砂利があるので、庭の雰囲気に合う砂利を選んでください。筆者宅は砕石(さいせき)を使っています。アスファルトの下に使うための比較的安価な素材で、1袋20kgで200円ほどでした。

洋風ガーデンに合うピンク色の砂利

こちらはピンク色の砂利。かわいい雰囲気の洋風ガーデンにぴったりです。

和モダン風の庭に似合う白い砂利

こちらは真っ白でこまかい砂利。和モダン風の庭に似合います。

黒光りする那智黒石の玉砂利

那智黒石という種類の玉砂利。濡れると美しく黒光りします。使い方次第で和洋の庭に合います。

5年目を迎えた筆者宅の駐車場

「防草シート」には耐用年数があり、商品により大体2年から10年ほどです。写真は、5年目を迎えた筆者宅の駐車場の状態です。

「防草シート」を突き破って草が出てしまっています。ここで敷いている「防草シート」は、比較的安価で耐用年数2~3年のものを使っていました。高価でも耐用年数が10年以上ある超高密度タイプの「防草シート」を、選べばよかったと後悔。近々張り替える予定です。

水で簡単に固まる土を使えば、取りにくい小さなスペースも防草できる!

水で固まる土

建物とフェンスの隙間や道路と敷地との間など小さなスペースには、「防草シート」は敷きにくいです。そこで、おすすめなのは、水で固まるタイプの土です。コンクリートのように練る必要がなく、地面にまいたあと、水をかけるだけでしっかりと固まり、草が生えるのを防ぎます。

草取りが大変だった敷地と道路の間のスペース

筆者宅の敷地と道路の間の草取りは、こまめにする必要があり大変でした。この商品を使ってからは生えなくなり、助かっています。1袋15kgで600円ほど。1㎡で4、5袋必要です。この場所は奥行0.3×幅30mで、9㎡あるので36袋使用。費用は約2万円でした。

実際に購入する場合は、重くて運搬が大変なので、まとめ買いをして、配送してもらうといいでしょう。

水で固まる土をまいたあとの状況

施工方法のコツは、用法通り固まる土が3㎝の厚さになるように、最初に地面をそのぶん掘っておくことです。この深さがたりなかったり、敷地や道路の間に隙間があったりすると、そこに草が生えてしまうので注意してください。

ネコの糞尿被害は、砂利と忌避剤を組み合わせてブロック!

ネコの忌避剤

ネコは一度おしっこやうんちをすると、同じ場所に繰り返ししてしまうので、見つけたら最初が肝心。まずは、ネコの忌避剤をまきます。忌避剤には、ネコの嫌うスパイスやハーブが配合されていますが、その香りがニオイ消しにもなっています。

1種類の忌避剤を使うだけでは、ネコが慣れてしまうことがあります。その場合は、忌避剤の種類や香りを変えてみてください。

犬走りに砂利を敷き、定期的に忌避剤を散布

筆者宅では犬走り(建物の周囲に数十㎝程度の幅で巡らされた通路状の部分)に糞尿の被害があったので、砂利を敷き、定期的に忌避剤を散布しています。ネコはさらさらの土を掘ってからトイレをするのが好きなので、砂利や土が固まっていると嫌がり、しなくなるのです。忌避剤だけでは防げず、砂利と組み合わせた結果、被害がなくなりました。

筆者が実践して効果があった雑草予防、ネコの糞尿被害対策を紹介しました。初期費用はかかりますが、最初にひと工夫するだけで、長期間、手間いらずで庭をきれいに保てます。

●教えてくれた人/大田 単さん
二級建築士。設計事務所に勤務しながら、インテリア、ガーデンデザインなど、住まい関係の編集者、ライターとしても活躍中