暮らしのコツ

藤野 こと藤野 こと

カビ、虫…段ボールは意外と不衛生。キッチンに持ち込まず、玄関で開梱して処分を

玄関で荷物を開梱する

コロナ禍で、買い物の回数を減らしてまとめ買いする家庭が増加。その影響で、ネット通販を利用する人が増えています。そうなると必然的に出てくるのが段ボールのゴミ問題。ゴミ回収日までの段ボールの保管に悩んでいる人も多いのでは。

「置き場所がないからといって、段ボールに入れたまま野菜をキッチンに置いている人も…。段ボールは不衛生なので部屋へ持ち込むのはできるだけ避けてほしいです」と話すのは、整理収納アドバイザーでクリンネストの資格を藤野ことさん。段ボールの適切な保管場所について教えてもらいました。

段ボールは思っている以上に汚れている

段ボール

段ボールは、湿気をよく吸収するためカビが発生しやすく、虫も入り込みやすい素材です。ですから家に届くまでの過程で、かなり汚れています。そんな段ボールを家の中まで持ち込むのは、好ましくありません。食中毒やコロナなどのことを考えると、玄関で開梱して、中身だけ部屋に持っていく方が安心です。

そこで必要になってくるのが、玄関で段ボールを処理できる仕組みづくりです。わが家の場合は、24時間ゴミ捨てOKのマンションに住んでいるため、玄関で荷物を開梱して、段ボールはすぐにゴミステーションに運んでいます。

玄関には梱包セットを用意する

梱包セット

すぐに段ボールを処分できるように、玄関には荷物の開梱と梱包をするときに必要なモノをまとめて置いてあります。梱包セットの中身は、ハサミ、ガムテープ、カッター、ボールペン、ビニール袋、紙袋など。無印良品のファイルボックスに入れています。

届いた荷物を玄関でカッターを使って開梱し、はがしたラベルやガムテープのゴミは梱包セットの中のビニール袋に入れて、リビングのゴミ箱へ。中身が食材の場合は、ビニール袋や紙袋に食材を入れてキッチンに運びます。袋に入れたまま収納カゴや冷蔵庫に保存できるので便利です。

このように玄関に梱包セットを用意しておけば、部屋の中に段ボールを持ち込むことがありません。

段ボールの保管場所に最適なのは?

段ボールと梱包材をまとめて収納

段ボールをゴミ収集日まで置いておかなければならない場合は、マンションなら玄関かベランダ、一戸建てなら玄関や屋外の物置など風通しがよく、濡れない場所がおすすめです。ベランダや庭に専用のダストボックスを設置すると見た目も気になりません。

玄関に保管する場合は、シューズクローゼットや土間のようなスペースに。わが家では梱包用に保管している段ボールは、玄関横の収納棚に梱包セットと一緒に入れています。ただし、保管しているのは洋服や雑貨が入っていた段ボールのみ。食品が入っていた段ボールはすぐに捨てるのがわが家のルールです。

玄関に保管するスペースがない場合は、なるべく玄関に近い場所がおすすめ。たとえば階段下や廊下のあきスペースなどが適しています。

一方、クローゼットや押入れで保管するのはおすすめしません。洋服にカビや虫が発生してしまう可能性があるからです。同様にキッチンや洗面所での保管も避けた方がいいでしょう。

エコになるからと段ボールを収納ボックスとして再利用している人がいるかもしれませんが、中身をダメにしてしまうリスクがあります。早めに市販の段ボール素材やプラ素材の収納ボックスに入れ替えることをおすすめします。

段ボールを部屋に持ち込まないようにするために、収納場所をもう一度見直してみてください。

●教えてくれた人/藤野ことさん
整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト。クリンネスト2級。家事は「素早くラクに」がモットー。動線を短くして時短家事となる仕組みづくりを考えている。無印や100均などのグッズを使った収納アイデアを考えるのが得意