「シン・ゴジラ」にも提供したトップ企業が開発!オシャレすぎる「最新防災アイテム」
防災グッズといえば身を守るものなので、そこにデザイン性を重視する人はあまりいないのでは?
そのため、ふだんは見えない場所、たとえばクローゼットの奥にしまっていたりして、いざというときに「どこに置いていたっけ……」と探す人も少なくないはず。
災害に見舞われた時、少しでも早く、自分の身を守るものが取り出せるようにしておきたいものですね。
そんな工夫をインテリアで行っているものがありました。
今回は、防災インテリアをご紹介いたします。
■植木鉢とランプが、一瞬にして「防災ヘルメット」に!
これは一見、おしゃれな普通の植木鉢。
しかし、植木部分をサッと外せば、なんとヘルメットに早変わりするんです!
身近なインテリアが、いざというときに防災グッズとして使えるという優れものです。
植物を育てながら、身を守ることができ、家族の数の植木鉢ヘルメットを並べておくのもいいですね。
さらにこちらのサイドランプもヘルメットに変身!
シェード部分がヘルメットに、ランプ部分は懐中電灯として使えます。
■「シン・ゴジラ」でも使われているヘルメットメーカーが開発!
こんなアイデア商品を開発したのは、創業84年の老舗ヘルメットメーカー「谷沢製作所」。
産業ヘルメットのトップメーカーで、実は、大ヒット中の映画「シン・ゴジラ」でも、同社のヘルメットが提供されているそう。

enase / PIXTA
今回のプロジェクトの発端となったのは、2011年3月11日の東日本大震災。
社員有志で被災地に行ったところ、防災ヘルメットを備えている家庭でも、物置や棚の奥など、いざという時に取り出しにくい場所に置いてある事実を目の当たりにしたそう。
そのため、改めて防災への意識を呼びかけたいと考え、防災ヘルメットを手に届く場所に備える重要性とアイデアを伝えることをスタート。
第1弾コンセプトモデルとして、普段は観葉植物の鉢植えとなる防災ヘルメット「POT」、普段はポップなサイドランプとなる防災ヘルメット「LAMP」の2デザインを発表しています。
“言われるまで絶対にヘルメットとわからない”デザイン性にこだわり、ヘルメットデザインに慣れたデザイナーではなく、インテリアデザインが専門のデザイナーに依頼して作ってもらったとか。
まだこちらはコンセプトモデルで、残念ながら販売はもう少し先。
「ヘルメットが欲しいけど、置く場所もないし……」と考えていた人にとっては、こういったインテリアになる防災グッズはありかもしれない。
発売が待ち遠しいアイテムでした。
【参考・取材協力】
※ 谷沢製作所