(前回までのあらすじ)
8年前に購入した、都内築39年(昭和51年築)の中古戸建てをリノベしようと、奮闘する僕たち一家。
耐震工事で区からの助成金を生かしつつ、自分たちらしい我が家を目指しています。
年明けはスケルトン状態だった家も、いよいよ本格的な作業が始まって……。
※ 【アラフォーカメラマンがゆく!自宅リノベ奮闘記】今までのシリーズを見てみる
■布で囲まれた外観。その中では終始、「電のこ」「コンプレッサー」の音が…
昨年末に解体工事で足場が組まれた上に覆いもされ、外観はご覧の通り。
日中は室内から電動のこぎりやコンプレッサーなどの音が響いて作業が進んでいることはわかります。

近所にコンビニがないので仮設トイレまで設置されて、外観はなんだかすごい装いに!(笑)
外からは進捗状況がまったくわかりません。
このころから引っ越すまで、ご近所さんからは「長くかかるわね~。いつ完成するの?」と何度も尋ねられることに(笑)。
■中を覗くと部屋の形が見えてきた!そして、いよいよ窓が…
中に入ると、床の下地材が敷かれ、だいぶ部屋の形が見えてきました。

1階室内。右が玄関、中央奥がキッチン、左がダイニングになる予定。 2016年2月14日撮影

ベニヤの隙間から差し込む光が幻想的。 2016年2月14日撮影
そして2月18日、解体以来ベニヤ板でふさがれていた窓部分に新しい窓サッシがはめ込まれました! 明る~い!!
前後してユニットバスやガス管が設置されるなど、毎日のように業者さんが出入りしてきました。
■子どもがアレルギー体質ということもあり、壁紙はやめることに!
こうして着々と工事は進んでいき、スタイル工房の鈴木さん、田邉さんから、「内装の壁塗りはどうされますか?」と尋ねられるようになってきました。
子どもがアレルギー体質ということもあり、壁紙は避けることに決めていました。
また、これまでの撮影経験上、塗り壁は壁紙に比べて家の中に陰影が生まれるせいか、視覚的な立体感と有機的な質感を得られるのではないかと、密かに思っていました。
だから、狭い我が家にもせっかくなので取り入れたいと考えていたのでした。
とはいえ、壁を職人さんに塗ってもらうと、予算がポンと跳ねあがります。
これは、筆者としては悩みどころです。
■壁は自分たちで塗ろう!予算の関係から、DIYを決意!
そこで、DIYでできることはやろう!ということで、壁は自分たちで塗ることにしていたのです。
家族の健康のこととなると、妻が俄然力を発揮!
いろいろと調べて、漆喰や珪藻土など、誰もが聞いたことがある塗り壁から始まり、鹿児島に堆積しているシラスというマグマセラミックを利用した素材まで見つけ出してくれました。
メーカーによってはサンプルを取り寄せることもできますし、ショールームがあるところでは実物を見ることもできます。
検討した結果、僕たちは3つのメーカーを候補に上げました。
選んだ基準は単純明快で、「僕たちのような素人のDIYのケアをしてくれそうか」ということと「塗り固める成分に合成樹脂や化学物質がふくまれていない」ことの2点です。
メーカのホームページにアクセスしてパンフレットやサンプルを取り寄せ、高千穂シラスのショールームに行って話を聞いてきましたが、ハッキリ言って素人の僕にはどれが良いのか分かりません(笑)。
そこで、ケイソウくんを製造販売していて、壁塗り体験ができる神奈川県鎌倉市の会社ワンウィルに電話をして、実際に体験に行くことにしたのでした。
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