身体がずっとポカポカ!「寒い朝」に適した朝食ってどんな朝食?

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少しずつ朝が冷える季節になってきましたね。
これから、刻々と気温が変化し、朝夕の冷えが強くなってきます。
とくに朝食は、寝ている間に低くなった体温を上げて、“活動のスイッチ”をONにしてくれるため、欠かさず摂りたいものです。
そんな時に便利なのが、温かいスープ。
しかし、具材によって体温の上がり方に違いがあるって知っていましたか?
■寒い朝に、体を温めてくれるスープ
被験者に、豆・雑穀・野菜の「具だくさんスープ」「具無しのスープ」「コンソメスープ」を飲んでもらい、サーモグラフィで体の温度を測定。
すると、具だくさんスープを飲んだ場合、30分後から上半身だけでなく、末梢の指先までじわじわと温まりはじめ、その温め効果は120分後も持続することがわかったそう。
■どうしてスープによって温まり方が違うのか?

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しかし、スープの種類によってどうしてこうも、温まり方に差が出てしまったのでしょうか?
実験を監修した松生 恒夫先生(松生クリニック院長・医学博士)は、そのヒミツに、咀嚼による効果や、食物繊維によって消化吸収がゆっくり進むこと、また、具材による保温効果などが関係していると考察しています。
また、豆、雑穀、野菜に含まれる食物繊維には、水溶性と不溶性の食物繊維両方が入っており、それらを両方を摂ることで、腸内環境を整える効果も。
■市販のスープに、+1!
しかし、朝から具だくさんのスープを作るのって、大変だし面倒。
そんな時は、市販のスープに食物繊維をプラスすると便利ですよ。

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たとえば、水で戻す必要がなく、温かいスープに入れるだけで使える糸寒天や春雨などは、食べ応えもUPするので、常備しておきたいアイテム。
また、冷凍の野菜などは、カットする必要もなく、季節や天候に左右されず年間を通して安価なので、まとめて買って使いたい時に足せます。
ゴロゴロと大きめな野菜は、咀嚼回数が上がるので身体も温まりやすいですね。
寒い朝は、ギリギリまで寝ていたくなりますし、食欲もなくなりがち。
そんな朝は、温かい具だくさんのスープで乗り切ってみませんか?
【参考】