子どもを勉強嫌いにしてるかも!? 塾講師が教える「リビング学習」で親が守るべき注意点5つ

YAMA52/ PIXTA
“子どもの学習能力を伸ばせる”と、ブームになっているリビング学習。
さっそく取り入れているご家庭も多いのではないでしょうか。
今回は、元塾講師の目線で“リビング学習をさせる上で親が気をつけなければいけないこと”についてお伝えしていこうと思います。
■1:すぐに手を貸さない

ふじよ/ PIXTA
すぐにヒントを与えてしまうというのは、“深く考えられない”思考へと偏っていってしまいます。
子どもが大いに頭を抱える問題も、大人からすれば「なんだ、そんなところがわからないの?」というレベルのものがほとんどです。
だから手を貸したくなる気持ちもよくわかりますが(実際これと同じ理由から、個別指導塾の講師ももどかしくなるときがたくさんあるのも事実です)ここはグッと我慢してください。
■2:ガミガミ口出ししない

kou / PIXTA
「こんな問題も解けないの!?さっきも似たような問題をやっていたじゃない!」なんて、責めてはいけません。
“間違い=罪悪”という認識ができてしまうと、わからない問題に挑戦して間違えたくないという気持ちが次第に強くなっていき、それに比例するように勉強が嫌いになってしまいます。
■3:真正面に座らない

KAORU / PIXTA
個人指導塾のチラシでも、先生が生徒の目の前に座る構図のものは少ないと思います。
真正面に座ることは(こちらにその気がなくても)子どもにとって威圧されているのと同じということです。
威圧してしまうと、子どもはいつもの実力を出しきれなくなってしまいます。
■4:話しかけない

EKAKI / PIXTA
学校からのプリントや提出物の有無など、もし聞きたいことがあったとしても、それは後でにしてください。
周りで家族の誰かと話しているというのはOKなのですが、途中で当事者に話しかけるのは(勉強か返事か、どちらに集中していいのかと混乱してしまうため)せっかく理解しかけた問題もわからなくなってしまいます。
■5:勉強中に用事を頼まない

HAL/PIXTA
お風呂の支度や洗濯物を畳んでほしいなど、家族としての役割を頼みたいと思うこともあるかもしれませんが、勉強をしているときはNGです。
ワーキングマザーは忙しいので、お手伝いをお願いすることも多いと思いますが、タイミングは計るようにしなければなりません。
解答を見られて間違っていると指摘されるのをイヤがるため、抱え込むようにして問題を解く子はとても多いです。
目が悪くならないためにも、照明を明るくするなどの配慮をしてあげることも忘れずに!
いかがでしたか?
思い当たる節があったら、ぜひ参考にしていただければと思います。