事前のリサーチが肝心!「ピアノ」を買う前に知っておくと役に立つ、4つのポイント
脳科学でもたくさんメリットがあることが実証されているピアノ。
ピアノは今も昔も、親が子どもにさせたい習い事として人気です。
親が子どもにピアノを習わせたくても、お家の間取りや住宅事情で迷っている方もいるのではないでしょうか?
自宅にピアノを置いている筆者が、これまでの経験をもとに、ピアノや電子ピアノを購入するために知っておきたいポイントを、順を追ってまとめました。
■1:賃貸なら大家さんへ事前に確認を
賃貸の場合、電子ピアノだけでなく、ピアノを置ける物件もあるものの、大家さんサイドからピアノを搬入する部屋や階数など制限をかけられていることも。
もし、ピアノや電子ピアノを家に搬入したいなら、もう一度、入居のときに受け取った規約の詳細を再確認しましょう。
規約にピアノの搬入が制限されている文言がある場合でも、どうしても、という場合は話し合いの機会を設けてもらうよう交渉してみてもよいでしょう。
最初の規約ではピアノの搬入がNGでも、配置する部屋や家周辺の環境によって、条件付きでピアノの搬入ができる場合もあります。
■2:置く場所と床の強度の確認
電子ピアノとアップライトピアノを部屋に置くと、ソファ並みに存在感があります。
また、ピアノ自体が重たく、繊細な作りとなっているので、搬入するときは配置したい場所の床の強度の確認がマストです。
賃貸や持ち家(※分譲戸建てやマンションの場合)に関係なく、マンションや2階以上の部屋にピアノを置く場合、床の強度の関係で、置く場所が限定されてしまう場合もあります。
このように住まいの事情によって、希望するスペースに置けないケースもあるので、頭に入れておくと良いでしょう。
■3:ピアノ用のマットの用意

Graphs / PIXTA
マンションやメゾネットなどの集合住宅の場合、両隣や下の階に住んでいる世帯に配慮して、搬入したピアノや電子ピアノの下に防音マットを敷く場合もあります。
防音マットは楽器専門店などでも取り扱っているアイテムなので、検討してみてはいかがでしょうか。
■4:ピアノの音出し
ピアノを購入するときに最も神経を使うのが、”音出し”です。

学校のことで忙しくなる小学校高学年以降の学齢になると、ピアノの練習時間は夜が中心。近所迷惑にならないようヘッドホンは必須です。
マンションなどの集合住宅の場合、ピアノを使うときは常時ヘッドホンを使うよう促されるケースもあります。
また、マンションよりもピアノの音出しがしやすい戸建てでも、早朝や深夜にピアノを使うときはヘッドホンが必要です。

電子ピアノでないアップライトピアノの場合、別途“消音ユニット”の取り付けをすると、音がもれずに練習できます。
電子ピアノならヘッドホンを入れる場所がありますが、アップライトピアノやグランドピアノの場合は、外付けで“消音ユニット(※画像参照)を搬入の時に装着するのがおすすめ。
「子どもがピアノをやりたいと言っているけど、隣近所や音もれが気になる」と思っている方は、記事でご紹介した4つのポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。
事前の確認とリサーチで、ストレスフリーでピアノの練習を楽しめますよ!