トイレットペーパーの芯が、たった3分で「アンティークブリキに」!? 超簡単なDIYペイント術
ハンドメイドで作るオリジナルアンティーク雑貨の最も重要なポイントといえば、なんといっても「ペイント」。
経年の質感や色合いといった古びたアンティーク感をいかに表現できるかが、作品のクオリティーを決定づける最大のポイントと言えます。
その「アンティーク感」というものを、実はペイントだけで表現できるんです。
■市販の計量カップが、ペイントだけでアンティークな鉄製風ピッチャーに!?
例えばこちらの計量カップ。
どのお店にも売っているごく普通の計量カップですが、アンティーク風ペイントを施せば、下の写真の通り。
錆の効いた、重厚感溢れるアンティークな鉄製風ピッチャーに大変身です。
表面の盛り上がった立体感やザラツキのある質感。
本物かと見間違うほどリアルなサビの風合いすべてが、「ペイント」によって表現されています。
そこで今回は、ここまでリアルな錆びの質感を、誰でも塗るだけで簡単に表現することができるという、魔法の塗料をご紹介したいと思います!
■ どんなものでもアンティーク調に変身させる魔法の塗料「ラストメディウム」!
その正体がこちら。
ミルクペイント「ラストメディウム」という塗料です。
「錆びを表現し古びたアンティークな仕上がりに」というキャッチコピーで発売されているこちらの商品。
そのキャッチコピーから分かる通り、「錆び感」を表現するために作られた専用塗料なんです。
カラーは「ダークブラウン」と「レッドブラウン」の2色がセットで販売されています。
こげ茶の錆びを表現したいときは「ダークブラウン」、赤茶の錆びを表現したいときは「レッドブラウン」といった具合で使い分けます。
また、この2色を混ぜたり重ねたりすることによって、より本物に近い錆び感を表現することができます。
早速こちらの塗料を使って、リアルな錆び塗装に挑戦してみましょう!
■ わずか3工程、たったの3分でできる「錆び風ペイント」の施工方法!
まず「レッドブラウン」を塗り、錆び塗装の下地を作ります。
錆を表現したい部分に目の粗い筆や刷毛を使って、軽くたたくようなイメージでトントンと塗ります。
下地が乾いたら「レッドブラウン」と「ダークブラウン」の2色を混ぜて中間色を作り、下地を塗りつぶさない程度に重ね塗りします。
筆や刷毛だけでなく、目の粗いスポンジなどを使って塗るとさらに錆の質感がアップします。
最後に「ダークブラウン」を中心から広げるような感じで所々重ね塗りすれば完成!
普通の塗料では表現することのできない盛り上がった立体感や、ザラツキのある質感で、とてもリアルな錆を表現することができました。
その仕上がりのクオリティーに加えてもう1つ注目したいのが「手軽さ」。
ここまでリアルな錆び風ペイントがわずか3工程、塗料の乾燥時間を省けばたったの3分でできちゃうから驚きです。
塗り方のレシピが付いた取り扱い説明書もセットになっています。
これならDIY初心者さんにも安心ですね!
そんな、塗るだけでリアルな錆びを表現できる「ラストメディウム」を使った、その他の作品例も見てみましょう。
■ トイレットペーパーの芯が鉄パイプに早変わり!?
錆びた鉄パイプを輪切りにしたようなこちらのオブジェ。
アンティーク感たっぷりのインダストリアル系オブジェですが、その正体はなんとこちら!
「トイレットペーパーの芯」です。
紙芯にラストメディウムを使って錆び風ペイントを施すだけで、ここまでリアルな錆びた鉄パイプ風オブジェを作ることができるんです!
近づいてよく見てみても、とてもトイレットペーパーの芯だったとは思えないほど完成度の高い作品を、サッと塗るだけで誰でも簡単に作ることができちゃいます。
■ 端材の木板で簡単にアンティークな「ブリキプレート」ができる!
木工などで余った端材の木板を使って、雰囲気たっぷりのアンティークな「ブリキプレート」を作ってみましょう。
まず、100円ショップで購入したコルクシールを木板に貼っていきます。
冒頭でご紹介した手順に従って、ラストメディウムを塗ります。
最後に、黒のアクリル絵の具やウッドステインなどを少量スポンジにとり、プレートの所々にポンポンと経年のダメージ感をプラスしてあげればできあがり!
ご覧の通り、元が木板だったとは思えないほどリアルに錆びたブリキプレートになりました。
いかがでしたでしょうか?
今回は、塗るだけでここまでリアルな錆び感を表現することができる魔法の塗料「ラストメディウム」をご紹介しました。
その他にもアイデア次第でいろいろなアイテムを作り出すことができる商品が、まだまだたくさんあります。
そんなDIYインテリアに役立つユニークな商品を、これからも少しずつご紹介していきたいと思います!