捨てられない!整理できない!「写真」はどう整理してどう収納するのが正解?

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モノの整理で1番悩むのが「思い出のもの」ではないでしょうか。
その代表的なものが“写真”です。
今やデータで残すのが主流となりましたが、紙焼き写真同様、その保管の仕方にはいろいろと工夫が必要のようです。
写真を撮ったことに満足するのではなく、撮った写真が見たいときに見られないと意味がありません。
そこで、“見返したいものだけを残す”のが「整理」、“見たい時にすぐに見られるように保管する”ことを「収納」と考えます。
■紙でもデータでも、整理されていないと結局「探しもの」をするハメに

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写真の保管の仕方には、「紙として残す方法」と「データにして残す方法」とがあります。
それぞれは、アルバムに収納されるか、メディアと呼ばれる機器に収納されます。
データは、紙写真よりも大量に持つことができるため、デジタルカメラやスマートフォン、パソコンの中での“探しもの”が発生することになるのです。
家の中の探しモノと同じですね。
■「必要なモノ」と「不必要なモノ」をしっかり区別してから収納する

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「整理」とは、区別をすることです。
“必要なモノと不必要なモノ”との区別ができたからこそ、取り除くことができるのです。
残した写真をさらに区別していきましょう。
年代や種類、人によって区別していきます。
こうして区別された写真をアルバムやメディアに収めていきます。
■スペシャルなイベントの時は、とっておきのアルバム1冊をつくるのも有効

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それでは、筆者が行ったアルバムの整理収納をご紹介しましょう。
もう20年以上前に、結婚式・披露宴の写真の整理を行いました。
思い出になりやすい写真は、早く整理する方が処分しやすいものです。
当時は紙焼き写真です。専属のカメラマンの他、友人たちにもカメラ担当をお願いして、とにかく撮りまくってもらいました。
もらった写真は300枚以上だったと思います。
まず整理するに当たって、見る人に飽きずに見てもらえる数にしようと考えました。
また、ゆっくりと見てもらいたいと思ったので、アルバムは1冊としました。
このように、写真整理の目的を決めてから取り掛かかると、必要・不必要の区別がしやすいでしょう。
そのあと時系列でアルバムに収めていきました。
結果、結婚式・披露宴のアルバムは1冊だけとなりましたが、1枚1枚がベストショットの写真となり、とても満足しています。
■紙焼き写真をデータ化して保存(収納)するメリットとは?

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写真データのメリットは、スマートフォンやパソコンで手軽に整理や編集ができることです。
紙焼き写真をスキャンしてデータ化するには時間と手間はかかりますが、劣化の防止や自然災害で写真を失ったとしても、インターネット上に保存しておけば、復元・再生することが可能です。
ただし、なんでもかんでも残すのではなく、本当に残したいと思う「とっておき」の写真を残すようにしましょう。
いかがでしたか。
ついつい先延ばしにしてしまいがちな写真の整理と収納。
大切な思い出をきちんと残すために、また見たいときにいつでもサッと取り出せるようにしておくことで、日々の暮らしがより豊かなものとなるのではないでしょうか。