オシャレな家のアイディア探しに使った、3つのSNS特徴と活用法~ネットで見つけた、私らしい暮らし

photo koji yamada
はじめまして。
アパレルでディスプレイ担当(ウィンドウや店内の装飾)をしているeiriyです。
2年前に都内で築45年超のヴィンテージマンションを購入し、現在は夫・娘(10ヵ月)と3人で暮らしています。
中途半端にリフォームされていない、いわゆる現況物件を購入し、フルリノベーションを決行しました。
この連載では、自宅のリノベーションについてご紹介していきます。
自分ならではの家づくりをしたいと考えている方へ、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
■情報収集はズバリ、インターネット!

blackzheep / PIXTA
以前の情報収集媒体といえば、洋書、インテリア雑誌、ライフスタイル雑誌などでした。
しかし洋書には海外のインテリアがたくさん載っていますが、高価でなかなか手が出ません。
インテリア雑誌やライフスタイル雑誌には流行があり、持っている本の内容が、いつの間にか古く感じてしまうことも。
今ではインターネットの普及により、誰でも気軽に(しかも無料で!)情報を入手することができるようになりました。
私はもともとSNSが好きだったのですが、せっかくだから家づくりにも活用しようと思ったんです。
おもに私が活用したサイトやSNSは次の3つです。
「Pintarest」「Instagram」「RoomClip」
それぞれの特長と活用方法をご紹介していきます。
■世界中の素敵なアイデアの中からお気に入りを集めて保存できる! Pinterest

「Pinterest」キャプチャ
「Pinterest(ピンタレスト)」は世界中の素敵なアイデアの中からお気に入りを集めて保存できるツールです。
Pinterestでは自分のページを作成して写真をカテゴリ別に保存できます。
世界中には実に様々なインテリアが存在し、それまでは思いもつかなかったようなアイデアが詰まっているんです。
当然家づくりのヒントも盛りだくさん。
私は仕事でディスプレイを担当していますが、普段からPinterestを使って、世界中のウィンドウディスプレイや店内陳列の写真を見つけては保存しています。
写真が多ければ多いほど、ヒントも豊富になります。
ディスプレイやインテリアだけでなく料理、ウェディング、フラワーアレンジメントなどのアイデアも見つけることができます。
当然、「自分の家づくりでも役立つこと間違いなし!」と思い、家づくりのデータ取集ツールとして利用することにしました。
コツは、とにかく保存!保存!保存!
「素敵」とか「好き」と思った写真があれば、片っ端から保存していきます。
時間があれば、自分のアカウント内でカテゴリを作成してみましょう。
私は、キッチンダイニング/リビング/寝室/サニタリースペースなどとスペース別に分けました。
そして、しばらくしたら保存した写真を見返してみます。
そうすると、自然に自分の好きなデザインや色、テイストなど、共通点が見えてきます。
そして、それを基にデザインしていけば、自然と自分らしい家に仕上がります。
■ピンポイントな情報がダイレクトに手に入ってコミュニケーションもできるInstagram
「Instagram(インスタグラム)」は、写真を撮影、加工、共有できるSNSです。
皆さんも馴染みのあるSNS、通称「インスタ」。
お洒落な写真が簡単に仕上がるなど、私も長年のユーザーです。
普段は、料理/旅行/仕事/育児など日常生活を共有して楽しんでいますが、インテリアの投稿もたくさん見つけることができるので、ぜひ活用してもらいたいSNSですね。
「#リノベーション」や「#キッチン」などハッシュタグを利用して好きな写真を簡単に検索できます。
また、気になるユーザーさんがいたらフォローして、追加の投稿を楽しみに待つこともできます。
「Instagram」が役に立った活用例は、ガスコンロの天板の色(笑)。
シルバーかゴールドで迷っていました。
キッチンの天板はステンレスバイブレーションなので、どちらの色を選ぼうかと考えていましたが、決めかねていました。
インターネット上のガスコンロカタログを見る限り&普通に考えたら、同色のシルバーが合うはず。
不安もあったので、念のため実物を確認できるガスコンロのショールームへも足を運びました。
しかし、なんということでしょう、実物を見ても、そこには比較するキッチンの天板がありません!
結局決めきれないまま時が経っていました……。
そんな時に、ふとInstagramで探すことを思いつき、「#ガスコンロのメーカー」で検索。
なんとキッチンまで同じメーカーの方がいるではないですか!
すぐさま連絡を取り、ガスコンロの色を確認させていただきました。
ご本人はゴールドを選ばれたとのことで、私もその色に即決。

わが家のコンロです。ミラーっぽい感じがお気に入り
実物はキッチンの天板と相性バッチリ! とても満足しています。
そのユーザーさんとはお互いフォロワーになり今でも親交があります。
こういうコミュニケーションもSNSの楽しみの一つですね。
■わが家のドア選びの決め手になった「RoomClip」
「RoomClip(ルームクリップ)」は日本最大のインテリア実例に特化したSNSです。
「Roomclip」では、好みのドアや床材を実際に使っている方々を探し、いろいろと質問させていただくことができました。
使い勝手や経年変化の具合、どこで購入したのかなど、質問はかなり細かいものだったのですが、皆さん、すごく丁寧に教えてくださいます。
特にドアについては、当初ヴィンテージを検討していましたが、なかなか状態の良いサイズの合うものが見つからずにいました。
そんな中アメリカンテイストのドアのお宅を発見して質問し、結果、同じ店で購入に至りました(笑)。

photo koji yamada
私自身も現在の家の写真を公開しているのですが、ご覧になった方々から、キッチンのタイルやタオルラックのメーカーなどについて質問をいただきました。
その際は、これまでの恩返しではないですが、できるだけ早く丁寧に返信するようにしています。
細かいディティールまでこだわる方が他にもいるのだと思うと、嬉しくなりますね。
■インターネットだけでなく、アナログの情報収集も
「日刊Sumai」を運営している、扶桑社が発行しているリノベーション雑誌『relife+(リライフプラス』のバックナンバーも買い集め、実際にリノベーションをされている方の例を参考に、自分のやりたいことに取り入れました。
この雑誌の良いところは、施工されたお宅の設備機器の詳細が分かるところです。
SNSで情報収集をする必要もありません。
例えばどこのメーカーのキッチンなのか、施工にどれぐらいの期間がかかったのか、どの設計事務所に依頼したのかなどがまとめられているので、重宝しました。
特に、かかった費用(重要!)も書いてあるのでとても目安になりました。
第1回は以上となります。
次回は、リノベーションのきっかけとなった家具についてお伝えしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!