駅のホームにあるアイテムで浴室リノベ!? 手早く施工できて見栄えもいい「養生ゴム」を床材にしてみた!
筆者は「リノベーション」という言葉が、まだまったく普及していなかった10年以上前からセルフリノベを積極的にしてきました。
夫婦共にリフォーム会社で働いていたので、多少の知識があったということもありますが……。
でも、長年建築業界にいるベテランでも、やらない人は一切やりませんよ。
では、なぜ私たちがやるかというと、それは常に予算が無いからなんです!!(涙)
おのずと、もっとローコストな素材はないか?手間のかからない方法はないか?と常にアンテナを張っているのが日常の習慣になっています。
しかし、厳しい条件のもとほど、アイデアは生まれるもの。
今回はそうして見つけた中から、あるお気に入り素材をご紹介します。
■やるせない気持ちでうなだれた駅のホーム。目にはいったものとは?
これは古い汚れた一戸建てです。
浴室の床タイルも汚いこと!
ヒビ割れもあり、このままでは気持ちが悪くてとても使えません。
一般的にリフォームするとしたら、代表的な方法は以下の3つになると思います。
(1)ユニットバスに取り替える
(2)タイルを重ねて貼る
(3)リフォーム用の床シートを重ねて貼る
しかし、最も予算がかかり、セルフも不可な(1)のユニットバスは速攻却下。
では、(2)か(3)の二択しかないのでしょうか?
とにかく手を抜きたい筆者にとっては、どちらも面倒に感じてしまうのです……。
しかも、タイルだと貼った表面に後から目地材を詰める、シートの場合は表面にパテを塗って、平滑にしてからでないと貼れません。
早く決めて作業にかからなくてはと、つのる焦り……。
ああ、もっと予算があったらなあと、JR新宿駅のホームで電車待ちしながら肩を落とし、自分の足が乗っているそこには……。
■こんなにメリットがあるの!? 業務用「ゴムシート」はここまで優れものだった!
それは、黒地に丸い凸部が並んだゴムのシートでした。
「コレ、使えるのでは!?」と、急いで帰宅して、ネットリサーチ。
その結果「養生マット」というゴム素材で、値段も手頃、厚みも様々で1枚から注文可能と判明したのでした。
■早速、ゴム素材「養生マット」で、バスルームのリノベを敢行!
早速、施工したバスルームが、こちらです。
貼って使ってわかったメリットは以下。
(1)面倒な下地処理も目地詰めも不要。なんと接着剤も不要。壁との際にシール剤を回すだけで完成
(2)貼る面に多少のデコボコがあっても、柔らかいゴムの自重で安定するので、下地調整も基本不要。
(3)タイルより裸足に暖かくて柔らかい。
(4)規則正しく並んだドット模様が可愛くて、質感も良い。
(5)丈夫さは想定以上。10年を超えましたが劣化は見られません。
あえて、デメリットを上げるとしたら……。
(1)7~10mmは安定しますが、厚みがあるので、カッターでサイズ通りに切る時は慎重に、怪我をしないようにしましょう。5mm厚は扱いやすいですが、ちょっと薄く感じます。
(2)色は黒のみ。
これだけなら、やらない手はないですね。
また、余ったゴムで他の使い道を考えるのも楽しいですね。
筆者の友人は、キズの目立つ階段に両面テープで貼り、見事に蘇らせていました。
小さく切ってコースターだってよいですよね。
いかがでしたか?
気になったら、ぜひみなさんもチャレンジしてみてください。