身近にあるものをセットしておくだけでイザという時役立つ!効果的なノロウィルス予防のお掃除って?

しげぱぱ / PIXTA(ピクスタ)
寒くなると流行するさまざまな感染症。
その中でも強力な感染力を持ち、何より症状が辛いのがノロウィルス。
ノロウィルスは空気感染するため、吐物のお掃除方法は重要です。
今回は、ノロウィルスの蔓延を予防する、お家にあるものでできる吐物の片付け方法をご紹介します。
■特別なものは必要ナシ。身近にあるものだけで準備OK

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用意するものはこちら。特別なものを用意する必要はありません。
たいていのお宅にもあるものばかりです。
- バケツ
- 次亜塩素酸ナトリウム
- 新聞紙
- ビニール袋(2重にしたものを用意)
- 500mlのペットボトル(水を入れておく)
- 雑巾(捨ててよいボロ布でOK)
- ゴム手袋(なかったらスーパーの小さなビニール袋を4枚ほど)
- マスク
次亜塩素酸ナトリウムは、商品名「ハイター」として売られているものでOK!
空気感染なので、マスクは必ず着用してください。
これらをひとまとめにしてセットを作っておくと、いざという時に大いに役立ちます。
■もしも吐いてしまったら…。素手で触るのはNG。新聞紙をフル活用して

Naypong / PIXTA(ピクスタ)
もしも家族の誰かが吐いてしまったら…。慌てずに、かつ素早く以下の手順で処理をします。
- 吐物の上に新聞紙を置いて、上から次亜塩素酸ナトリウムの原液をかける
- ゴミ袋を広げ、ゴム手袋を装着する(ゴム手袋がなければスーパーの小さなビニール袋を2枚ずつ手にかぶせてください)
- バケツに次亜塩素酸ナトリウムをペットボトルのキャップ1杯とペットボトルに入った水を加えて混ぜる
- そこに雑巾を浸す
- 新聞紙に吐物をくるんでビニール袋の中に入れる
- 浸した雑巾で拭く
- 乾燥するのを待つ
もしもお子さんが吐いてしまったら、1を終えた後にお風呂場に連れて行き、衣服を着替えさせて顔を洗ってあげるようにしましょう。
次亜塩素酸ナトリウムは使用に当たり希釈倍率というのがあるのですが、このペットボトルのキャップ1杯とペットボトル分の水がちょうど希釈倍率と合っているので、計量カップいらずでお勧めです。
でも、作った薬液を放置したり、一度使用したまま放っておくと、次亜塩素酸ナトリウムの成分が沈殿し、使えなくなるので使い終わったらよく洗うか、使い捨てにすることがお勧めです。
次亜塩素酸ナトリウムは成分が強いため必ず手袋などを着用し、素手で扱わないようにしましょう。
■布に吐いてしまった場合は高温で殺菌を。場合によってはアイロンを使うのも手

わたなべ りょう / PIXTA(ピクスタ)
フローリングの床であれば前述した方法でばっちりですが、カーペットや絨毯だとしみこんでしまって難しいですよね。
ノロウィルスの菌は85度以上の湯に1分間つけると死滅します。
そのため、持ち運べそうであれば浴槽や洗面器に湯をはってつけてしまい、乾かすのが1番です。

anchyon / PIXTA(ピクスタ)
持ち運べないほど大きいという場合は、当て布をしてアイロンのスチーム機能を使用するのがお勧めです。
しかし、アイロンを使用してカーペット等が85℃に達するためには2分ほどおかなければなりません。
いずれの方法にせよ火傷にはご注意ください。
いかがでしたか。
きちんと処理をしないと、ほかの家族にも感染が広がってしまう恐れがあります。
正しい知識を身につけ、万が一吐いてしまった場合もっかりと処理をして、家族への蔓延を予防しましょう!