ちょっと待って!マンションのモデルルームに行く前に準備したい4つのこと

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マンションの購入を検討している人は、まずモデルルームを見に行くもの。
購入候補の最寄り駅にマンションのモデルルームが現れたら「さっそく行ってみよう!」と思いますよね。
でも、ちょっと待って!
モデルルームに足を運ぶ前にいくつかの準備をしておくことで、より効率よく見て回ることができるんです。
一度見に行ってから「やっぱりもう1回行かなきゃ…」とならないように、準備しておきたい4つのことをご紹介します。
■その1・家具や家電など大きいもののサイズを測っておくこと

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新しいマンションに持っていく予定の家具や家電は、きちんと寸法を測ってメモしておきましょう。
「どの部屋にどの家具を置くか」、「家具を置いたらどんな感じになるか」の目安になるだけでなく、
「部屋が狭すぎて家具が置けない」、「家電が家の中に入らない!」という悲劇を避けるためにも大切な作業です。
特にソファやピアノ、冷蔵庫など大型の家具・家電は、玄関やドアの大きさや形状次第で本当に運び込めない場合があります。

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筆者も、新築マンションに以前引っ越した時、調子に乗って3人掛けの大きなソファを買ってしまったのですが、玄関の入り口が曲がっていたため、ソファがぶつかってしまって入らないので、結局ベランダから5階まで数人がかりで持ち上げてもらうことに。
真下の庭を使わせてもらうために1階の住人にご挨拶に行ったり、その間マンションのエントランスにソファを置かせてもらったりと、結構大変でした。

ちなみに当時住んでいたマンションの間取り(の一部)です
ちなみに…その時は交渉の末、追加料金はかからなかったのですが、それなりに取られるケースもあるようなので、注意が必要です。
■その2・絶対に忘れないで!「メジャー」は超マストアイテム

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上記に付随して必ず持っていきたいのは、メジャーです。
もちろん、モデルルームと自分が買いたい部屋が全く同じというケースはまれですが、様々な場所の大きさにだいたいの見当をつけるためにも、メジャーは必需品。
特に知っておくとイメージを膨らませやすいのが、高さです。
図面だけではわからないキッチンや洗面台の高さは、メジャーで測って数字で感覚を覚えておくといいと思います。
また、イメージを覚えておくために、カメラを持っていくのもいいでしょう。
■その3・モデルルームに行く前に建設場所を下見して、疑問点があれば担当者に質問しよう
マンションのモデルルームは、たいてい物件の最寄り駅の駅から近い場所にあります。
ということは、実際の物件がある場所とは違うことが多いわけです。
特に、ファミリータイプのマンションの場合、物件自体とモデルルームが結構離れていることも。
こんな時は少し面倒ではありますが、モデルルームに行く前に現地に足を運んでおくことをお勧めします。
筆者がモデルルームに行くときは必ず先に現地を見ることにしています。
なぜかというと、現地に行って何か疑問点が見つかった時、その後すぐにモデルルームで販売担当者に質問することができるからです。
近くにゴミ屋敷があった、周辺には化学工場があるけれど土壌は大丈夫か、目の前が大きな空き地だが今後高いビルが建つ予定は?
など、現地を見ると気になることが出てくることは結構あるもの。
それを踏まえてモデルルームに行き、担当者に質問をぶつけてみればいいのです。
そうすることで、疑問がすぐに解決するだけでなく、販売の担当者に「この人、一筋縄ではいかないぞ」と思わせることもできます。
大きな買い物ですし、売買には少なからず交渉事の要素があるので、「簡単な客ではない」と思われることは大事なことだと筆者は思います。
■その4・家族で話し合っておきたい「優先順位」
そして、最も大事なのは「優先順位を決めておくこと」。
筆者の知る範囲では、マンション購入に対するイメージが家族間で違うことが意外に多いように思います。
夫は将来売るときに高く売れるかといった「資産価値」を重視するのに対して、妻は環境を優先して意見が対立する、というのはよくある話。
モデルルームに行ったことをムダにしないためにも、まずは何を重視するのか、家族でよく話し合っておきたいものです。
おすすめは、写真のような「優先順位表」をつくって持っていくこと。
モデルルームに行くと、その演出の素敵さについ舞い上がってしまいがち。
冷静に判断する材料として、この表を確認しながら「自分たちの優先順位」にそのマンションが当てはまっているか、よくよく考えましょう。
いかがでしたか?
ただ、近くにモデルルームができたから行ってみる、というのもアリだとは思いますが、色々と準備をしてから行くと具体的な方向性が見えてくるものです。
これを機に、家族で「どんな家に住みたいか」楽しく会話をするのも一興。
家族のきずながより深まるかもしれませんよ。