受験シーズン到来!子どもを合格させるために親が家ですべきポイント3つ

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今年ももうすぐ終わり。いよいよ新年を迎えます。
年が明けると、いよいよ受験シーズン突入ですね。
受験生にとっては、泣いても笑っても勝負の時はやってきます。
今は国立大学に通う筆者の娘も、中学受験を経験して、その大変さを痛感しました。
今回は、受験時期の体調管理のために、親ができる住まいのポイントについてのお話しです。
■ポイント1:「湿度管理」風邪をひかせないように室内は必ず湿度は50%以上に!

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体調管理をベストに保つためには、やはり子どもに風邪をひかせないことです。
手洗いやうがいは基本ですが、ほかにはお部屋の湿度管理が大切です。
冬は乾燥している上に、暖房が加わるため、空気がさらに乾燥します。
空気が乾燥すると、のどの粘膜を痛めるため、ウイルスが体内に入り炎症をおこし、風邪をひきやすくなります。
加湿器や濡れたタオルなどを上手に使い、湿度は50%以上になるようにして部屋の乾燥を防ぎましょう。

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また汚れた空気は、からだによくありません。
2時間に1回程度は、窓をあけて、部屋の空気を取り換えましょう。
■ポイント2:「温度管理」脳が一番活発に働くのは18℃程度!

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頭は寒く、足は暖かくしておくこと、いわゆる「頭寒足熱」は健康に良い状態とされる、古くからの知恵です。
実際、人間の脳は、快適といわれる温度より少し低い温度のほうが、活発に働きます。
一般的室温の設定温度は、冬は20℃。
ですから、脳が活発に働く温度は、それより少し低い18℃程度となります。
また、この温度設定のみでは、からだが寒く感じます。

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頭寒足熱のように、足元はタオルケットや毛布をかけたり、湯たんぽやカイロを使い、足を温めましょう。
こうすることで、効率よく勉強をすることができます。
ちなみにわが家では、室温を18℃に設定し、ひざ掛けとタオルに巻いた湯たんぽで、足を温めていましたよ。
■ポイント3:「睡眠管理」試験は午前中。早寝早起きにして朝型学習に転換を!

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最後に大切なのは、睡眠管理です。
良い睡眠をとるためには、夕飯の時間から管理しましょう。
まず、胃腸が動いている状態で眠らないために、食事は就寝2時間前にはすませましょう。
入浴は、就寝1時間前までにすませておくのがベストです。
入浴によって温まった体温が、徐々に下がることにより、自然な眠気を呼び起こします。
また、ぐっすり眠るために、寝室の環境を整えましょう。

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眠る際は電気を消して、部屋を暗くすることが大切です。
すこしでも光を浴びると、脳は活動する準備を始めてしまいます。
街頭など外からの光は、遮光カーテンや雨戸などを利用して遮断しましょう。
寝室の温度が高いと、寝汗をかくなど、睡眠中に目覚めてしまう可能性があります。
寝室の温度は、18度前後、湿度は50%から60%に設定し、寝室の環境を整えてください。

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試験は午前中です。
夜型学習だったお子さんも、早寝早起きにして朝型学習に転換しましょう。
筆者の娘は受験前のこの時期、夜の7時に夕食、夜の10時に就寝し、朝の5時に起きて勉強していました。
就寝時間があっという間に来るので、慣れるまでは大変ですが、
上手に環境を整えてあげれば、子どもは一人でできるようになっていきますよ。
いかがでしたか?
今まで頑張ってきた実力を100%発揮する最後のつめは、なんといっても体調管理です。
そのためにも住まいの環境を整え、大切なわが子のお受験を、応援してあげてください。
2018年の春が、みんなの笑顔になるといいですね。
(しかま のりこ)