筆者は、自宅とする狭小木造平屋を購入し、1年以上に及ぶ断捨離を乗り越え、リノベと引越しをしました。
おかげさまで旧宅は無事に賃貸が決まり、ほぼ片付いた新居には友人を招いたりしながら、大型犬と快適な毎日を送っています。
しかし、またまたリノベ熱が復活。
築45年の団地を購入+リノベして、気に入ってくれた人に貸したい…と、ある団地を内見。
素晴らしい眺望と団地らしいレトロ感に惹かれて購入を決意したのですが…。
購入希望額を提示した途端、営業担当の顔を激しく曇らせ玉砕…と思いきや、諦めかけていた1か月後に再び連絡があり、晴れて購入することができました。
■集合分譲住宅に必ず存在する「管理」には大きく分けて2種類ある
築40年超えでも新築でも、集合分譲住宅を選ぶ以上「管理」は非常に重要です。
筆者は団地購入にあたり、室内の古さ・汚れよりも管理の方が心配でした。
マンションの管理体制は、大別して二種類あるとご存知でしょうか?
管理会社に業務を外注・委託する体制と、管理組合自ら行う自主管理とがあります。
この団地は自主管理です。
仲介した大手不動産会社の調査では、団地の一室を管理事務所にして、日曜日以外は基本5人体制で常駐し、総戸数870以上あるマンモス団地の管理業務にあたっているとのことでした。
■さっそく、管理事務所に行ってみた
今後も何かと関わる上で、そういう体制なら非常に安心です。
引渡し後すぐにお菓子を持って、夫とご挨拶に行きました。
実は前回書いた浴室の配管がその後、水滴が出始めて待ったなし状態になっていたんです。
仲介した不動産会社が言うように、本当に修理して費用も負担してくれるのだろうか…?
事務所にいた皆さんとご挨拶を交わし、配管の写真を見せて相談したところ…。
■浴室天井配管の水漏れについて相談してみると…あれよあれよと事が進み、無事修理が完了
事務員さん「ああ、これね。他の部屋でも度々起こってるんですよ。ちょっとこのまま待ってもらえますか?」と、その場でどこかへ電話をかけます。
「もしもし?あ、社長?またねえ、浴室天井配管から水漏れしてるんですよ。今日状況を見に行ってもらえませんかね?30分後に来られる?じゃあ〇〇号棟●●室で所有者さんが待ってるので、お願いしまーす。」
目の前で進んでいることに筆者は少なからずびっくりです。
つまり、管理事務所がいつも頼んでいる設備業者さんに連絡し、修理の段取りを即座に行ってくれたのでした。
事務員さんはテキパキ続けます。「では30分後に来てくれるので、立ち会いだけお願いします。水漏れ状況からして今日は下見のみ、実際の修理は後日になるでしょうから、鍵の受け渡し等を打ち合せしてください」。
筆者「は、はい、ありがとうございます。で、あの、費用については?」
事務員さん「ええ、管理組合で負担しますよ」。
なんという迅速さ・体制の整いぶり!
もしこれが戸建だったら、基本、全て自分で職人さんを段取りし、費用を出して行うことです。
それから本当に約30分後、設備業者さんは部屋に来て慣れた様子で点検。
お互いの連絡先を交換し、実際の修理は数日後に無事完了しました。
さらに、修理報告時に業者さんから聞いた話なのですが、来年以降、団地全体で大規模な配管の交換工事計画がある為、今回は管理組合と相談して応急処置にとどめたとのこと。
決して過剰提案することもなく、こちらの煩わしさが少ない管理体制に、筆者は、この団地を購入してよかった…と心から思いました。
ちょうど年内に臨時総会もあり、今から興味津々です。
また報告出来ることがあったらレポートしますね!