着工後すぐにトラブル発生!土地購入時に注意するべきだった点~丁寧な暮らしを楽しむ木の家つくり
30歳を過ぎ、これからの生活や暮らし方を考えていく中で、「シンプルに、丁寧に、暮らしを楽しみたい」という思いとともに始まった木の家づくり。夢と現実を行き来した設計がまとまり、家の小ささに驚いた地鎮祭も無事に執り行われました。
今回は、着工したものの10日ほどたってまさかのトラブル発生!工事がストップしてしまった理由と土地を購入する際に注意するべきだった点をご紹介します。
着工はしたものの、台風が去った後から現場がまったく動いていない!
着工前日、現場の前を車で通ってみると、ユンボが入っている!それだけのことでもテンションが上がってしまうほど楽しみになっていました。木の家を建てるこの地域はまだ下水が整備されておらず、まずは浄化槽と浸透枡を設置する工事から始まりました。
工事が始まって数日で浄化槽と浸透枡が設置されたものの、次から次へとやってくる台風。工事はなかなか進みませんでした。台風が去った後もガランとした工事現場。どうしたのかしら?と疑問に思い始めた頃、設計担当の方から連絡が入りました。
トラブル発生!地下水位が高くなっているって、どういうこと!?
「浸透枡の蓋を開けて中を覗くと塩ビ管の40cmくらい下まで水がきています。ここ何日か調査をして近所にも聞き込みをしたところ、もともと沼地だったからか地下水位がかなり高く、周りの家も地盤を上げて対策をしているそうです。」
一体なんのことやら……、頭の中は?だらけでした。要は、もともとの地下水位が高かった上に、大雨が連日続いたことで、地下水がかなり上がってきているというのです。
地盤を上げるなどの対策をしないと、この先の生活が不安な状況になってしまいます。土地を購入する際、こんなことが起ころうとは思いもしませんでした。
土地を購入する際に注意するべきだった点とは…

kazu / PIXTA
筆者が土地を購入する際に重要視したのは、生活スタイルに沿った条件ばかりでした。しかし、それだけではなく土地そのものの状態をきちんと知ることも、とても重要だったのです。
生活をする上での設備をきちんと整えることができるのか。それを知るためには、その土地がもともとどのような使われ方をしていたのか、また、上下水道は整っているのか、生活排水を流す側溝はどこにあるのか、などの確認が必要です。
また、可能であれば、近所の方に直接聞いてみるのもいいかもしれません。
このタイミングで問題が発覚したことはラッキーだった!?

再開後は着々と工事が進んでいます
我が家の場合、まだ基礎工事をする前だったので解決策があったことと、工務店の誠実で丁寧な対応のお陰で、難を逃れ工事を再開することができました。家づくりにトラブルはつきものとは聞いたことがあるものの、しょっぱなからの大トラブルでした。
ですが逆に考えれば、台風の季節と浸透枡の設置工事が重なったことがきっかけでトラブルを発見できたのは、運が良かったのかもしれません。