かかりつけのファイナンシャルプランナーさんがいるって心強い!~ネットで見つけた私らしい暮らし

photo koji yamada
2年前に都内で築45年超のヴィンテージマンションを購入し、現在は夫・娘(10ヵ月)と3人で暮らしています。
中途半端にリフォームされていない、いわゆる現況物件を購入し、フルリノベーションしました。
この連載では、自宅のリノベーションについてご紹介していきます。
今回のテーマは「ファイナンシャルプランナー」です。
検索で見つけたサイトからコンタクト。かかりつけのファイナンシャルプランナーがいるって心強い!

NOBU / PIXTA(ピクスタ)
この話をすると結構驚かれることが多いのですが……、
我が家にはかかりつけのファイナンシャルプランナー(以降、FP)さんがいます。
結婚して2年目位、まだ賃貸物件に住み、子どももいない頃の話です。
ふと、子どもや今後の将来設計を立てようと主人と相談することになりました。
しかし、お金に関して二人ともあまり詳しくない(笑)。
そこで、お金のプロであるFPさんに一度相談してみることにしたのです。
ツテのない私たちはインターネットで「ファイナンシャルプランナー 相談サイト」と検索し、あるサイトにたどり着きました。
このサイトは、登録しているFPさんに一括で連絡ができ、しかも一度は無料相談ができるというものでした。

kou / PIXTA
メールを送ったところ、数人のFPさんからさっさく返信がありました。
その中でも、とくに対応が丁寧だと感じた方に無料相談をお願いすることにしました。
実際に会ってみるととても良い方で、フィーリングも合いそう!とそのままお願いすることに。
家賃が高すぎる、出産しても正社員並みの給料で働かないと厳しい…想定外の指摘にドキドキ!
FPさんには、老後までのお金のシミュレーションをしてもらい、現状と改善後の案を出してもらいました。
その当時まだ子どもはいませんので、だいたい何年後に何人いた場合、と仮定してシミュレーションしてくれます。
その結果わかったことは……。

nonchanon / PIXTA
・家賃が高すぎる
・出産後も妻が正社員並みの給料で働かないと厳しい
・子どもが小さいうちは、思い通りに貯蓄するのが難しい
など、想定外の指摘でしたが、詳細を聞いてみると納得のいくことばかり。
お金に関して、これまでいかに無計画だったか、気付かされたのでした。
当時は夫婦共に職場から30分圏内という利便性を重視して、賃貸に住んでいました。
収入に対して家賃の割合が高いので、子どもができるまでに引越しを考えましょう、とアドバイスされました。
日本の空家事情、家の価値はどうなるの?迷った末に我が家が出した答えは…

まちゃー / PIXTA
FPさんは、将来的に日本の空家は増える一方で不動産や住宅の価値は下がるため、家を持つよりも賃貸に住み続けた方がおトク、という考えの持ち主。
ただシミュレーションで出た、家に費やすことのできる金額(=家賃)をベースにすると、気に入る賃貸の家は見つかりそうにありません。

当時住んでいた賃貸物件のダイニング
以前の記事にも書いたように、ちょうどお気に入りのダイニングセットを手に入れた頃で、その家具に合う家に住むためにリノベーションを考えていた時期でもありました。
最初は他の賃貸物件を検討してみたのですが、私の希望が実現できる気がせず、中古物件を購入してリノベーションしたいという意向を、思い切ってFPさんに伝えてみました。
いつも我が家で相談に乗っていただいていたので、私たち夫婦がインテリアにこだわっていることもご存知で、
「eiriyさんたち夫婦にはリノベーションの方が合っているかもしれませんね」
と、購入する方向で再度シミュレーションをしてくださり、その予算の範囲内で家探しをすることになりました。
しかしシミュレーションで算出された予算は、自分たちが思っていたよりもすごく低い金額でした。
かなりショック!
「よくある新築の物件は絶対買えないじゃん!」
って、ツッコミたくなる金額でしたが、FPさんによると、老後までのシミュレーションをして無理なく返済できる金額とのこと。
物件価格とリノベーション合わせていくらかかるのかを踏まえて判断しなければならなかったので、物件探しにはかなり時間がかかりました。
広さはすっぱりと諦め、コンパクトな都心の物件を集中的に検索
最初は郊外の広い物件を見に行ったのですが、夫婦揃って職場から1時間半以上かかる場所。
毎日の通勤を考えると現実的ではありませんでした。
また、FPさんの言葉を思い出し、今後の人口減少に伴う郊外の物件価値を考え、最終的には広さを諦め、都心の物件を選ぶことにしました。
広さをすっぱりと諦め、コンパクトでも通勤に便利な物件の検索に集中したところ、現在、住んでいるヴィンテージマンションに出会うことができました。
名の知れたヴィンテージマンションで、管理状態も良く、将来的に価値が下がりにくいだろうと判断して購入を決めました。
またコンパクトだからこそ中途半端なリフォームではなく、フルリノベーションができる余裕が出来たのも、結果として良かったです。
プロに予算を相談したことで、身の丈に合った物件選びができたことは、大きな安心材料となりました。
相談していなかったら、きっとよく考えずに高い物件を買ってしまって、後悔していたと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回は「整理収納アドバイザーの資格取得」についてお話したいと思います。