「家族が片づけてくれない」という悩みも解消!自分のモノを自分で片づけさせる方法

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筆者が開催する講座でも、またお客様宅で作業する時も、多くのお客様は、家族の誰かが片付けられないとよく言います。
筆者にご依頼いただくお客様は、片づけに対する意識が高い方がほとんどです。
そのため、ご自身が一生懸命やっている分、片付けないご家族にストレスを抱えるのは、ある意味、致し方のないことかもしれません。
特に幼少の頃から「片づけなさい!」と言われ続けるだけだった方は、片づけができないばかりか、「片づけ」という言葉に嫌悪感を抱いてしまいます。
片づけに対し、怒られる嫌なイメージをずっと長い間植え付けてきたようなものだからです。
また、片づけしやすい収納のあり方は個人差があり、たとえ親子であっても自分のやり方を押し付けてしまうのも逆効果です。
■家族といえど、それぞれ使いやすい収納は違う
ライフオーガナイザーは「利き脳」という脳のクセからその方に合った収納法を提案しますが、人にはそれぞれモノの出し入れがしやすい収納法や、心地よいインテリアがあります。
例えば、とにかくモノが見えないようにしたい方もいれば、小分けして中に何があるか見える状態で収納されているのが好き、という方もいらっしゃいます。
おもに片づけをしている方の主観的な考えだけで使いやすい収納を作っても、必ずしもご家族が使いやすいとは限りません。
■収納の正解は一つじゃない!生活しやすくすることが最優先

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収納にはたくさんの正解があります。
しかし正解は本人しか分かりませんし、さらに共同生活を送る家族がいる中で折り合いをつけなければなりません。
シンプルなことですが、やはり大事なのは家族でよく話し合うことです。
頭ごなしに「片づけなさい!」というのではなく、どんな部屋にしたいか?どこで何をするのが好きなのか?
そんなところから会話を始めるとスムーズに話せます。
そしてこのステップを踏むことで、結果的にご家族が自分のモノを自分で管理し、片づけられることに繋がります。
片づけの一番の目的は生活しやすくすることです。
当人が生活しづらくなってしまってはストレスが溜まりますし、片づいた状態を維持するなんてできません。
■家族がいるんだから、協力し合おう!一人でやろうとしないことが大事!

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誰もやってくれないからと言って、自分が家族の分も片づけてしまう……。
これではうまくいきません。
「◯◯はどこにしまった?」とか「◯◯がない!」の声が聞こえてませんか?
自分のモノを自分で管理しないと、本人だけでなく家族にもストレスになるのです。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、まずは家族で話すことから始めてみてくださいね。