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皆さんの中で、例えばカフェや雑貨店などのお店を開きたい、はたまた筆者のように不動産を買って大家さんになりたいなど、いわゆる「開業」を目指している方、少なくないと思います。
今回は、そうした「小規模事業融資」のお話です。

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まとまった資金を余裕で持っている、羨ましくも限られた方達は別として、多くは金融機関で融資を引き、事業をスタートさせるはず。
そこで、筆者が団地リノベ資金をどう工面したか?を詳細にご紹介したいと思います。
■それは友人を自宅に招いたことから始まった
遡ること2016年の12月。
団地を購入したのはいいけれど、リノベ費用は融資を受けようという状況でした。
お店の開店など、小規模事業の融資では政府出資の金融機関「日本政策金融公庫」がよく挙げられます。
創業支援や女性・シニア支援など様々な優遇制度がある上に、固定金利が安心なので、筆者も貸家のリフォーム融資を2回ほど受けています。
今回の団地リノベも、あまり深く考えずに申し込むつもりでいました。
■知らなかった!市と金融機関がコラボした事業支援融資があるなんて
ところが、たまたま遊びに来た(正確には平屋リノベと大型犬を見に来た……笑)友人が教えてくれた情報に、興味津々になりました。
その友人が取り引きしている信用金庫(以下、略して「信金」)に、市と連携した事業向け融資制度があり、金利や保証料もかなりおトクらしい。
その市に自宅または物件があれば、審査机上にはまず乗るとの内容でした。
いてもたってもいられません。
友人に担当者を紹介してもらい、すぐ翌日に愛車を飛ばして信金へお話を聞きに行ってきました。
この段階では、あくまでその信金の融資制度だと思い込んでいました。
■灯台下暗し?メインバンクの信金でも使える融資だった!
パンフレットをいただいて説明を受けてみると……、
実際は市内の様々な銀行・信金が市と提携してこの融資を斡旋しており、最終的な融資決定は信用保証協会という別の機関が下すため、どこで申し込んでも結果は同じということでした。
あれ?であれば、筆者が既に口座を持っている、家に1番近い別の信金に申し込んでも良いのでは?と思い付いたのです。
そこで、帰りに口座を持っている信金に寄り相談したところ、筆者でも申し込めるとのことす。
様々な書類や資料の入手と準備、ドキドキの保証協会の面談審査、1つ1つクリアしていった結果……。
年明け、無事に希望額の融資を受けることができました!
もちろん、情報をくれた友人と最初に訪ねた信金担当者には、後日きちんと報告しました。
それにしても、自宅訪問がもたらしてくれたグッドタイミングでの情報。
リノベの苦労も報われたような気がします。
友人には心から感謝です!
後編は、より詳しくこの融資の特徴やメリット・デメリット・及び、筆者が少なからず驚いた信金の対応などをご紹介します。