メキシコ人に学ぶ!「多色使い」のインテリアテクニック

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インテリアを考える上で大切なのが“色”。
黄色や青、ピンクなどのカラフルな色にも憧れるけど、難しそう……。
冒険するのが怖くて、無難に「白」「黒」や「アースカラー」でまとめてしまっているという人も多いのでは?
筆者の住む「メキシコ」は、マリアッチとテキーラの国。
いつでも陽気でパーティーが大好きなメキシコ人の精神は「明日の事は、明日考えよう」。彼らは、明るい色の使い方をよく知っています。
家の外壁だってピンクや黄色に塗ってしまうし、伝統的な民族衣装や織物にも大胆な色を見事に取り入れています。
では、彼らは、こんな“大胆な”色をどのようにしてインテリアに使っているのでしょうか?
■使う色は「2〜3色」まで

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メキシコで家の外装、内装でよく見られる色と言えば、ピンク、黄色、水色、そしてオレンジ色に近い赤です。
どれも大胆な色ですが、これらの色を使えば“メキシコ風”のインテリアになるかといえば、そうではありません。
これらの色を全て一緒に使ってしまうと、スタイルがなく落ち着かない部屋になってしまいます。
使うのは、2つまたは3つまで。それ以上はグッとガマンしましょう。
■色アイテム以外は「シンプル」に

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例えば部屋を黄色で統一したいのなら、ランプなどその他のインテリアはできるだけシンプルに、色も抑えめやモノトーンな物を選びましょう。
また、家具をよりモダンな家具にして、メキシコの雑貨をテーブルの上にちょこっと置けば「モダン+メキシカン」なスタイリッシュでユニークな部屋の出来上がりです!
■エスニック調のカラフルな織物を上手に使って
多色使いのインテリアはチャレンジしてみたいけど、ちょっと勇気が湧かないし、あまり明るすぎるのは嫌……という人には、エスニックな柄のファブリックがオススメです。
カラフルな色使いのものが多いですし、サッと雰囲気を変えられますよ。
家具はシンプルで洗練された色、素材を選びましょう。そこにメキシコの伝統的な織物を掛けるだけで、シンプルながらモダンで暖かい部屋ができあがります。織物はソファにさらっと掛けてもいいし、大胆に壁に掛けても魅力的です。
■「壁」も上手く使って
メキシコ人は壁も上手に使って部屋に自分らしさをだします。

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キッチンに可愛らしい陶器を飾ったり、リビングにあちこちの先住民のマスクを飾ったり、また宗教心の強い人はインテリアとしてお洒落にデザインされた十字架を飾ったり。
ポイントはある程度の数を飾ること、そして広範囲に飾るのではなく1つの場所を決めてまとめて飾ることです。
これらのテクニックは何のスタイルにも使えます。北欧のインテリアが好きな人であれば、北欧デザインの小物や、織物を使えばいいのです。
自分の大好きなスタイルで自分らしくおしゃれな部屋作りのために、ぜひこれらのテクニックを実践してみて下さいね。