もう“水切りカゴ”はいらない!? 調理スペースも広がる「オリジナルまな板」のつくり方
突然ですが、我が家のステンレスシンクはこんな感じです。
このタイプのシンクをお使いの方、多いのではないでしょうか?
シンクに渡して使う「水切りプレート」ですが、我が家ではここに洗った食器を乗せて「水切りかご」代わりに使用しています。
キッチンメーカーによっては、この位置にオプションで「まな板」の取り付けが可能なことを知りました。
ここに「まな板」があったら、さぞかし使いやすい事でしょう。
そこで思い切ってDIYにチャレンジすることに。
ここではシンクにぴったりの「オリジナルまな板」のつくり方をご紹介したいと思います。
■まな板はやっぱり「木製派」というあなたに
シンクに取り付けできる「まな板」は、プラスチック製が多いようです。
しかし木製派の方には向きません。
筆者も刃あたりの良さや、切る時の音の心地よさから、「木製のまな板」を好んで使っています。
そこで今回用意したのは、ちょうどシンクに渡せる幅(30センチ)と、長さ(45センチ)の桐のまな板です。
■桐は柔らかく加工が簡単!価格もお手頃でDIYにも最適
桐はその軽さと柔らかさが特徴で、加工しやすいのが魅力です。
価格も700円台とお手頃でした。
しっかり寸法を測るのもアリですが、我が家では既存の水切りプレートで型を取りました。
のこぎりを使って余分な部分を切り出します。
カーブ加工があるため、ジグソーを使えば簡単に切り落とせます。
続いては、やすり掛けです。
サンドペーパーで切り口をこすっていくのですが、「サンダー」と呼ばれる電動工具を使えば、あっという間に作業が終わります。
桐は柔らかいので、やすり掛けもそこまで力を加えずともキレイな仕上がりが期待できます。
■使い勝手バツグンの「オリジナルまな板」が完成
作業開始から30分。シンクに取り付けてみた写真がこちら。
ピッタリDIYにチャレンジした時は、このフィット感を確かめる瞬間が、いちばん達成感を感じます。
まな板として使用してみました。
グラつきが気になるかな? と心配しましたが、まな板の角を落とすようにやすり掛けをしたこともあり、しっかりと固定されています。
まな板の下に三角コーナーや、生ごみを処理する袋を置けば包丁で払うようしてに生ごみを捨てることも可能です。
使用してみて気づいたこと。
たて置きにまな板を使うと、食材を上の方に一時的に保管できるスペースができました。
野菜をあれこれカットする時には、別の皿などに食材を置いておく必要があったので、今後はひと手間省くことができそうです。
そして桐のまな板はとても軽いので、まな板ごと鍋へ運ぶのもラクチン、といううれしいおまけも。
■「水切り」としても使える!シンクにムダがなくなりました
水切りかごを使うと、スペースを取るだけでなく、ヌメリのある水受けの掃除も大変です。
ステンレスの水切りプレートと比べてみると、食器を置くたびにカチャカチャと金属音がしない点と、木の性質により滑りにくいため、食器が落ちる心配が減りました。
気になる「水切り効果」ですが、穴がなくても、まな板の周りから水分が落ちていく様子が見えます。
これまで使用していた水切りプレートの裏側です。
溝が多く、とにかく掃除が大変でした。
今回DIYしたまな板は、軽くて凹凸もないため、洗い易くて使いやすい!
桐は軽いうえに、乾きも早くて良い事づくめ。
実は水切りプレートは毎日は洗っていませんでしたが、まな板は必ず毎日洗うので、とても衛生的に感じます。
いかがでしたか?
「まな板」「水切りプレート」「調理スペース」として3つの顔を持つ「オリジナルまな板」。
既存のまな板に、少しだけ手を加えるだけの「オリジナルまな板」でキッチンの使いやすさの幅を、大きく広げてみてはいかがでしょうか?