塾に通わなくても早寝早起きで学力UP!子どもを「朝型」にする部屋とは

ふじよ / PIXTA(ピクスタ)
子どもの生活習慣の基本である「早寝早起き」。
早寝早起きがきちんとできるかどうかは、健康面のみならず「学力面」に大きく影響します。
子どもの学力を家庭のサポートで伸ばす術を説いた松永暢史氏の著書『できるだけ塾に通わずに、受験に勝つ方法』でも、早寝早起きの大切さが取り上げられています。
子どもに早寝早起きをしっかり身に付けさせるために、部屋の間取りを工夫してみましょう!
■テストが行われるのは午前中!「早起き&朝食」の習慣を身に付けると、入試に強くなる!

kuro / PIXTA(ピクスタ)
著書『できるだけ塾に通わずに、受験に勝つ方法』の中で松永氏は、「テストや入試が行われるのはほとんどが午前中」であり、早寝早起きがいかに大事な習慣であるか、その重要性を説いています。
国の調査でも、朝食をとる子どもの方が成績がよいことが明らかになり、今、生活習慣の大切さが改めて見直されていますね。
早起きの習慣が身に付いている子どもや、毎日きちんと朝食を食べる子どもは、午前中から頭が冴えて、大切な本番で100%の実力を発揮することができます。

Graphs / PIXTA(ピクスタ)
しかし最近では、小さな子どもでも眠りにつくのが、夜10時や11時過ぎというケースが少なくありません。
「子どもを早く寝かしつけたいのに、なかなか寝てくれない……」。
そんな風に頭を悩ませるご家庭は、もしかすると、部屋の間取りに問題があるのかも。
子どもが自然に早寝早起きするようになる間取りとは、一体どういうものなのでしょうか?
■子どもの寝室は「リビングのすぐ側」だとダメ! パパも寝かしつけ担当に

そらいはるか / PIXTA
子どもを眠りにつかせるには、当然ですが、暗く静かな環境が必要です。
寝室がリビングのすぐそばにあると、家族の出入りする物音やテレビの音が漏れて聞こえてしまいます。
ドアのすき間から光が入って目が冴えてしまうこともあるため、もしも可能なら、子どもの寝室はできるだけリビングから離れた場所に作ることがオススメです。

sasaki106 / PIXTA(ピクスタ)
また、子どもを寝かしつける夜8~9時のタイミングで、ちょうどパパが帰宅するという場合は、パパに子どもの寝かしつけの担当になってもらうというのもひとつの方法です。
寝かしつけ係がママからパパに代わると、はじめのうちは子どもがはしゃいでなかなか寝ないかもしれませんが、だんだん習慣として馴染んでいくと、すっと眠りにつくことができるようになります。
パパが夜10時や11時など、遅く帰ってくるご家庭は、朝を父子のコミュニケーションの時間に割り当てるようにしましょう。
パパにも子どもの早寝早起きの大切さを理解してもらい、協力を仰ぐようにしてみてください。
■「東向きの窓」がある部屋で寝かせると、目覚めがよくなる!

ふじよ / PIXTA(ピクスタ)
発想を逆転させて、子どもが早く目覚める環境作りにも目を向けてみましょう。
睡眠はホルモンの分泌が関係しており、光を浴びる量やタイミングで左右されるといわれています。
夜眠りにつくためには、光を断ち、暗くすることが大事ですが、朝は逆に光を浴びることですっきり眠りから覚めることができるのです。
朝日が昇るのは東の位置からですよね。
東または南東に窓がある部屋は、朝日がたっぷり入り込む場所です。
その部屋で子どもを寝起きさせると、朝、太陽が昇るタイミングで窓から光が入り、自然に早く目が覚めます。
早く起きることができれば朝食を食べる時間も十分とれますし、夜も自然に眠くなって、苦労することなく早寝早起きの習慣を身に付けることができますよ。

KY / PIXTA(ピクスタ)
いかがでしたか?
子どもの学力を左右することもある早寝早起き。
ご家庭でしっかりサポートできるように、自宅の部屋の間取りをチェックしてみましょう!
【参考】
※ 「できるだけ塾に通わずに、受験に勝つ方法」(扶桑社刊)