「2つのボックス」をプラスすることで“思い出整理”がスムーズに!
思い出のモノは、そのモノにまつわるエピソードも含めて大切にされているものがほとんどだと思います。
今回は、思い出整理アドバイザーの筆者が、「手離せないから進まない」という理由でなかなか手が付けられなかったものの整理についてご紹介します。
これまで決断できなかった思い出整理を、考え方を変えることで、気持ちの切り替えが少しずつできるようになるお手伝いができればと思います。
■まずは思い出のモノの量や内容を把握することからスタート

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ご自身が大切にされている思い出のモノ。
何が、どこに、どれくらいあるか、把握されていますか?
人間は、整理がされていないと「どこに何があるのか」を思い出すことは困難です。
整理すべきモノの量や内容を把握するうえでも、整理は必要になってきます。
今日はこの部屋のココ、といったように目標を決めて少しずつモノの量を確認しながら作業をしていくことをおススメします。
■「いる」「いらない」の二択ではなく2つのボックスをプラスする

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整理する際はどうしても「いる・いらない」の二択で分けてしまいがち。
ここに「思い出ボックス」「迷ったモノボックス」という2つのボックスをプラスすることで整理がしやすくなります。
・「思い出ボックス」
大きさはお好みで構いませんが、身近に置いてすぐ確認できるように、抱えられる程度の大きさがおすすめです。
量を決めるのは、思い出のモノとなると難しいところではありますが、人間が管理できる量は限られています。
ご自身がしっかりと管理できる量が理想です。
そして、ボックスのデコレーションも整理をしていく上で楽しみながらできるエッセンスになると思います。
好きな柄の布やマスキングテープを貼ったりしてオリジナルのボックスを作るのも楽しい時間となります。
・「迷ったモノボックス」
仕分け作業で決断ができなかったモノは「迷ったモノボックス」へ。
考える期間としてボックスのラベリングに忘れないよう日付を書き込みます。
まずは半年の保管から始めてみましょう。
■上手なモノの手離し方は?

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友人に譲ったり、リサイクルショップに売るといった方法の他に、お住まいの地域によっては自治体のリサイクルセンターや「社会福祉法人」などで無料で引き取ってもらえるケースもあります。
大切な空間を有意義に生かしていくことを優先されたい方は、思い切って処分することもまた一つの方法です。

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いかがでしたか?
「モノを生かす」ことや「管理しやすい量」にしていくことで、今後の生活がよりシンプルになり、大切なモノをより身近に感じられる生活ができるようになります。
また「ご自身がどのような空間で過ごしたいのか」をイメージしてからの作業をおススメします。
大切なモノをいつでも手に取って気軽に見られることは、年齢を重ねるごとにより大切な時間になることと思います。