片付かないのは子どものせいじゃなかった!? 「おもちゃ収納」3大NGとは?
小さなお子さんのいるお宅にとって、「おもちゃ収納」はいつも悩みの種。
子どもの成長につれて、自分自身で片付けてほしい!と願っても、なかなか思い通りには行きませんよね。
「たったの数年間の我慢……」と、半ばあきらめている方もいるのではないでしょうか?
でもそれは、おもちゃの問題でも、お子さんの問題でもなく、収納方法の問題かも!
子どもにとっての「収納3大NG」って、ご存じでしょうか? 今回は、それついてお話したいと思います。
皆さん、大人目線ではなくお子さんの目線に立って、もう1度しっかり考えてみませんか?
■NG1:おもちゃを詰め込みすぎて、子どもにとってケースが重すぎ!
まずケースなどにまとめて入れている場合、お子さんが一人で運べる「重さ」でしょうか?
大人には余裕の重さでも、子どもにとってはかなりの重労働かも……。
お子さんの小さな手には、大きな箱や大きな取っ手は持ちにくいですよね。
また、運ぶのが大変なだけでなく危険も伴うので、見直しが必要です。
カゴなどを使った「投げ込む収納」は、いちばん簡単でお子さんにもオススメですが、肝心なのは収納用品のサイズと重さ。
おもちゃを入れすぎると重くて運べませんし、何が入っているのかすらわからなくなります。
大きなもの1つより、小さなものをいくつかにしてあげた方が、運びやすいですし、分類もできて一石二鳥ですよ。
まずはお子さんが一人で運べるか、元に戻せるかを確認してあげてくださいね。
■NG2:おもちゃの位置が子どもにとって「高すぎ」or「低すぎ」!
重さの次に見てほしいのが、「高さ」の問題。
大人がラクに置ける高さも、子どもの目線ではものすごく高く感じるかもしれません。
そんな風に手の届きにくい高さだと、片付けるのが面倒なのは当然ですよね。
また、お子さんに「あれとって〜!」と声を掛けられることが多くありませんか?
それも収納場所が高すぎる証拠。
たまにならいいのですが、よく遊ぶものならもっと低い場所に置くなどの見直しが必要です。
一方で、低すぎるのも問題です。
覗きこまないと見えないような場所はキャスター付きのカゴを使ったり、引き出しにして奥のものまで見えるようにすると使いやすいです。
これも、子どもの目線に立って確認することが大事です。
棚の上などは意外と見えないことに気づかされるかも!
■NG3:おもちゃの「分類ルール」が細かすぎ!
3つめは、おもちゃ収納の「分類ルール」が細かすぎて、お子さんがそのルールが把握しきれていないこと。
「元に戻す」ということは、大人にとっては簡単でも、子どもにとってはかなりのハードルかもしれません。
おもちゃひとつひとつの位置が細かく決まっていたりして、あまりに細かいルールだとそれ自体がストレスになります。
「いつも元に戻してくれない……」とお悩みなら、年齢的にまだ少し早いのかもしれませんね。
自分で管理できる年齢になるまで、もう少し待ってあげてください。
いかがでしかた?
皆さんのお宅では、「3大NG収納」になっていませんでしたか?
もし心当たりがあっても大丈夫! まずは気づいて改善していくことが大切です。
また最初から多くを望まず、おもちゃ箱に入ってたらOK!くらいの寛大な気持ちでいることも大切ですね。
お子さんも確実に成長していきます。お片付けに対してマイナスイメージを持たせず、少しずつステップアップしていけたらいいですね。
いまできることから見直してみてください。