片付けが苦手な人には3タイプあった!? 「捨てベタ」を克服できる最強の方法

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モノの片付けが苦手という人は、「捨てベタ」なのだということにお気づきでしょうか。
一口に「モノを捨てられない」と言っても、「捨てられない理由」は人それぞれ。
整理収納アドバイザー&お片付づけコンシェルジュの中山真由美さんは著書『捨てられずにいる不要品の「捨てどき」がわかる本』(扶桑社刊)の中で、「捨てベタ」を3タイプに分け、それぞれに合った解決方法を提案しています。
さて、あなたはどのタイプの捨てベタなのでしょう?
早速、「捨てベタ」タイプチェックリストを見ていきましょう!
■おそろしいほど自分のクセが分かる!「捨てベタ3タイプ」はコレ
中山さんの著書『捨てられずにいる不要品の「捨てどき」がわかる本』の中には、3つのタイプの捨てベタが紹介されています。
まずは、以下の項目を見て、あてはまるモノをチェックしてみてください。

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【買う&もらう好きタイプ】
- ブランド物、流行モノ、便利グッズなど、好きでつい買ってしまうモノがある
- 買ったまま、タグ付きで着ていない衣類がある
- ポケットティッシュ、ホテルのアメニティなど、タダのモノはとりあえずもらう
- 大型量販店が好きで、つい日用品や雑貨などをたくさん買ってしまう
- セールに行くと、買わずにはいられない。おトク感に弱い

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【何でももったいないタイプ】
- 映画や旅行に行ったときのパンフレットやチケットをとってある
- 高かったモノは、なかなか手放せない
- 「なにかに使える」「いつか使える」と思って、とっておくモノが多い
- 捨てることに罪悪感がある
- 人からもらったモノは、使わないのに捨てられない

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【たくさんないと不安タイプ】
- 収納スペースには余裕がない
- ストックは多めにないと不安
- 外出時、ほかの人より持ち物が多い
- 似たような色やデザインの衣類を複数持っている
- 買い物袋、紙袋をたくさん保管している
一番多くチェックが付いたのが、あなたのタイプです。
中山さん曰く、「チェック項目の多いタイプが1つでなく、いくつもある複合タイプはさらに重症」とのこと。
「どうしよう、あてはまることばかり……」と思わず変な汗をかいてしまったという人、いませんか!?
でも、大丈夫です!
そんな人のために、解決方法をご紹介していきます。
■「捨てベタ3タイプ」の傾向と対策とは?
「捨てベタ」には3つのタイプがあることが分かりましたが、それぞれの傾向と対策を知っておくと、むやみにモノを増やしたり、溜め込むことを減らせます。
タイプ別にその傾向と対策をみていきましょう。

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まずは、「買う&もらう好き」タイプの人から。
このタイプは、買ったり、もらう前に「これは本当に必要なモノ?」と確認するクセをつけることが大事なのだそうです。
「使わないモノは、タダでも断る勇気をもちましょう」と、中山さん。

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次に「何でももったいない」タイプ。
こちらは、「いつか」「なにかに使えるかも」というタラレバ思考の捨てベタになります。
中山さんは「いつか使うかもと考えるモノは8割使わない」と断言します。
「使わないモノのために、本当に必要なモノを使いこなせなくなることの方がもったいない」というメッセージをしっかり心に留めておきましょう。

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そして、最後は「たくさんないと不安」タイプです。
中山さんは「モノは多く持ちすぎるとかえって使いにくくなる」と指摘します。
「自分のライフスタイルとしっかり向き合って、必要なモノの数を把握しましょう」。
ストックをしっかり蓄えておくと便利な気もしますが、あまりに多すぎると本末転倒になってしまうんですね。
■モノを大切にしたいなら、まず「捨てる」ことから始めるべし!

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中山さんの著書には、こんな言葉が紹介されています。
「捨てることが、モノを大切にすることにつながる」。
モノを溜め込む人は、一見、モノを大切にしているように思えます。
しかし、適正量を超え、管理しきれないほどのモノを持ってしまうと、個々のモノに目が行き届かなくなり、何がどこにあるのか分からなくなったり、収納スペースがいっぱいで使えなくなってしまったり、モノがホコリまみれで放置状態になってしまいます。
それでは結局、モノを粗末にしていることと同じなのかもしれません。
モノを捨てるには、決断や決別する意思が必要であり、ある意味でとても勇気のいることです。
実際、まだ使えるモノ、思い出の品、家族のモノ……など、捨てたいけど捨てられないモノ、本当に捨ててよいのか分からないモノなど、たくさんありますよね。
中山さんの著書『捨てられずにいる不要品の「捨てどき」がわかる本』には、そんなひとつひとつのモノの捨て方を個別で解説。
捨てベタを卒業するための教科書として、とっても頼りになります。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
【参考】