二段ベッドがポイント!「子ども部屋」を兄と妹が上手にシェアできる方法

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ご兄弟の子どもがいるご家庭で、一人一人に部屋を与えてあげられないというのは、よくあることだと思います。
しかし、これが兄と妹などの異性の“きょうだい”になると、親としてはいろいろ気がかりになるものです。
著者宅もまさに兄・妹で、子ども部屋に当てられる部屋が1つしかないというパターンです。
そこで筆者宅では、いろいろと工夫を凝らして、子どもたちそれぞれが使いやすい部屋にしました。
どのような点を工夫したのかご紹介します。
大切にしたポイントは、「個々の空間をどのようにして持たせるか」です。
「二段ベッド」を中心に個々の空間を作る
筆者宅の子ども部屋では、「二段ベッド」を活用しています。
当初は布団を敷くことも考えたのですが、ポイントである「個々の空間」ができにくいと考え、二段ベッドを置くことにしたのです。
部屋の広さは8畳ですので、ベッドを角に置き、両サイドの空間を子どもたちそれぞれの場所にすることにしました。
またベッドの下段は、もう1人の空間から見えないように太めのゴムを画びょうで固定し、布をかけただけという「簡易カーテン」をして目隠しにしました。
これで、個々のプライベート空間を確保することができます。
余談ですが、ベッドの階段は意外に床に傷をつけやすいので、100円ショップで購入したイス用の靴下を2枚重ねで履かせています。
これは、とても便利ですよ!
机を中心に、カーペットで個々のエリアを分ける!

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個々の空間は、机を中心にしてカーペットを敷いた部分ということにしました。
つまり、カーペットを敷いた部分が「各自のスペース=本人以外立ち入り禁止区域」という感じになります。
ところがここで問題が発生!
- 「イス動かすときにズレが生じる」と子どもからの意見があった
- 組み合わせができるタイプのカーペットでは、希望の空間にぴったりにならない
思わぬ所で不満や使いづらさが出てきました。
しかし、こちらが希望するジャストサイズのカーペットやラグは、ニトリなどで加工注文(カットロックカーペットなど)をしないといけません。
しかも、1週間程度かかるし、費用も余計にかかります。
そこで考えたのが、「カーペットをちょうどいい大きさに切って使う」ことでした。
カーペットは、切ってしまうと切り口の毛がぼそぼそ出てきてしまうのでは?と思うでしょう。
「木工用ボンド」を使えば、その心配はなくなります。
ちなみにこれは、近所の建具屋さんに教わった方法です。
カーペットのほつれには木工用ボンドがいちばん!
工程は以下の3つになります。
1:カーペットを布用裁ちばさみで切る。
2:切ったら、すぐに木工用ボンドを切り口に塗っていく(きれいに広げるために割り箸やへらなどを使うといい)。
3:換気をして、1~2時間しっかり乾かす。
これだけで、毛がほつれるのを防いでくれます。
木工用ボンドは、乾くと透明になりますので、見た目的にもまったく問題はありません。
上の写真のように、こんなにきれいになります。
カーペットのほつれに木工ボンドは、他の場所でも役に立ちますよ!
おもちゃ類やマンガなどは専用の棚にまとめる
机回りには、ごちゃつくので、学校用品や勉強の道具以外は置かせたくないもの。
そのため、著者宅では一人に1つずつアルミラックを用意しました。
そこに、子ども達が自分で以下のものなどを収納しています。
- おもちゃ類
- マンガや図鑑など
- 習い事の道具
- 学校から持ち帰った道具類
- 自分の趣味のもの
自分の責任でアルミラックに収納、飾り付けしています。
自分の置き場所があるので、床に物を出しっぱなし、居間に置きっぱなしということにはならなくなりました。
こちらが、中1の長男の勉強スペース
こちらが小4の長女の勉強スペースです。
いかがでしたか。
「個々の空間をどのようにして持たせるか」などの各家庭で重点を置きたいポイントを決めてから、部屋を分けると、上手くいきます!
異性の“きょうだい”で子ども部屋に当てられる部屋が1つしかない、というお宅はぜひ試してみてくださいね。