氷が甘みを引き出してくれる!4ステップでできる「氷出し緑茶」の美味しい淹れ方
だんだんと暑くなってくると、冷たい飲み物が欲しくなってきますよね。
「水出し緑茶」は聞いたことがあると思いますが、今年はさらに進化した「氷出し緑茶」に挑戦してみませんか?
緑茶は抽出する温度が低いほど苦味が少なくなります。
だから、お湯より水、水より氷の方が苦みが少ないんです。
これは苦味成分であるカテキンやカフェインが抽出されにくいためといわれています。
カテキンが出ないと聞くとちょっともったいないような気がしますが、その代わりに「エピガロカテキン」という、免疫力を高める成分が抽出されやすくなります。
カフェインが出にくいので、寝る前や、お子さんでも安心して飲めますよ。
では、4ステップでできる「氷出し緑茶」の淹れ方をご紹介しましょう。
■ステップ1:急須の底いっぱいに茶葉を入れる
つくり方はとっても簡単!
まず急須の底いっぱいに茶葉を入れます。
目安は1Lに20g(大さじ4)。結構、多めです。
茶葉の種類は何でもいいのですが、できれば「かぶせ茶」を使うとより甘みを感じられます。
上の写真では見た目でも楽しめるようにガラスの急須を使っていますが、ピッチャーやマイボトル(保温性のないもの)でもいいですね!
■ステップ2:急須に氷をたっぷり入れる
茶葉の上に、氷をたっぷり入れます。
これだけでも、十分涼しげですよね。
この氷の冷たさが、甘みを引き出すポイントです!
■ステップ3:氷が解けるまで2~3時間待つ
このまま常温で、氷が解けるまで待ちましょう!
約2〜3時間ほどかかりますが、夏の暑い日ならもっと早く解けると思います。
この間にお茶の旨味成分が、じ〜っくり抽出されるんですよね。
■ステップ4:氷が解けたら、でき上がり!
氷が解けたら、でき上がり!
何度か急須を回してから、注いでみてください。
透き通ったお茶が、とてもきれいですね!
お湯で淹れるより色は薄いですが、味はしっかりついているんですよ。
苦味や渋みはなく、甘みが強くて旨味もちゃんとあるので、お茶の概念が変わるかも!?
とっても飲みやすいので、お子さんでも大丈夫。
さらに氷を足せば、もう1度楽しめますよ。
■氷が解けるまで待てないなら、「冷水」を加えてもOK!

ツズミ / PIXTA
「氷が解けるまで2〜3時間も待てない!」という方は、最初に冷水を足してもOK。
その時は茶葉をさらに多めにして、冷水を茶葉の上まで注いだ後に、氷をたっぷり入れてください。
急須を回して3分ほどで、でき上がりです。
これなら急に飲みたくなってもできますし、来客時にも間に合いますね!
氷だけで作ったものより若干苦味がでますが、それでも十分甘いです。
ポイントは中身が見える容器を使うことでしょうか。中身が見えると、目でも楽しめます。
また氷の「カラン」という音も涼し気ですね。
これから暑い日が続きます。
ちょっと時間のある日は、こんな贅沢なティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。