【横須賀暮らし、始めませんか?】1・「朝どれグルメ」が毎日の食卓に。横須賀の美味探訪
にぎやかな都会からちょっと離れて、自然とともに日々を送る。
そんな暮らしに惹かれるあなたに、ぜひオススメしたい町を見つけました。
神奈川県南東部、三浦半島にある横須賀市です。
毎日を豊かにしてくれるのは、家族でともにする食事の時間。
海に囲まれ、広大な農地もある横須賀には、ナチュラルでとびきりおいしい食の恵みが、たっぷりあります。
今回は横須賀のおいしい食材を求めて市内を巡りました。
■名物「湘南しらす」の直売店「かねしち丸水産」

釜揚げたばかりのしらすは磯の香りが豊かで、食感はフワッフワ!
あなたは「湘南しらす」を食べたことがありますか?
「湘南しらす」とは相模湾で獲れたしらすのことをいい、横須賀市内には計5店舗の専門の直売店があります。
今回はしらす漁から加工、販売まですべて手がける、長井地区の「かねしち丸水産」を訪ねました。

軒先に立つ「湘南しらす」ののぼりが目印
毎朝4時ごろ、日の出とともに漁に出てしらすを獲り、港に戻って加工をする——それが漁師さんの一日です。
高鮮度のものを少しでも早く店頭に並べるため、大量のしらすを漁師さんたちは手際よく調理します。
そして新鮮な海の幸が、調理場の隣に併設する販売店などにずらりと並びます。

茹でたしらすは数分間天日干しにして、粗熱が取れたら冷蔵庫へ。「釜上げしらす」として販売される
ところで皆さん、気になりませんか? 相模湾で獲れるしらすをひとまとめに「湘南しらす」とするなら、その風味もすべて同じなのかしら……と。

「釜揚げしらすはご飯にのせて丼にして食べるのが好きです」と漁師さん
尋ねてみると「直売店によって全然違います」とのこと。
たとえば横須賀で食べられるしらすは、相模湾でも、特に海草が豊富で透明度の高い三浦半島の海で獲れたものであり、その環境によって風味は変わるのだそうです。
また加工するときの水や塩の種類、また水の温度設定などにも影響を受けることから、直売店によっても味わいは異なるのだとか。

パックにたっぷり入って500円程度とお手頃。県内でもかなり安値なのだとか
釜揚げしらすなどの加工品はもちろん、「かねしち丸水産」では、その日の朝に獲れた新鮮な「生しらす」もパックで販売しています。
さっそくいただくと、ツヤツヤに透き通った身が、引き締まっていてぷりっぷり!
漁師さんもオススメの生姜醤油のみでいただくと、しらすの繊細な甘みが感じられます。

シラス以外の海の幸もたくさん!
近所にこんな直売店があったら、購入したその日に、家族みんなで生しらす丼をいただく……なんてことももちろん可能。
海が近い横須賀ならではのごちそうです。
【かねしち丸水産】
■住所 横須賀市長井6-21 サニーヒル下
■電話 046-855-5565
■HP http://www.shirasu-kane7.com
■フレッシュな野菜やおいしい寿司が勢揃いする「すかなごっそ」

横須賀の“すか”と野菜の“な”、“ごちそう”を名の由来とした「すかなごっそ」
相模湾と東京湾に囲まれた横須賀では、海の恵みはもちろん、広大な大地が育んだ農作物も豊かに実ります。
収穫されたばかりの野菜などが集まる「すかなごっそ」は、“地産地消”をコンセプトにしたアンテナショップです。

鮮度がものをいう寿司も充実の品揃え
また店内には魚介や肉、乳製品などから、手作りのお惣菜まで充実。
お惣菜ゾーンのなかで人気が高いのが、大きな切り身の魚介が贅沢な寿司パック。
たとえば鮮度が命の青魚“真あじ”などは、海から近いからこそ楽しめるネタなのでオススメですよ。

一緒に買い物に来てくれたお子さんへのご褒美にも
また買い物を終えたら「よこすか関口牧場」の絞りたて牛乳を使用した「ソフトクリーム」(300円)で、ちょっと休憩するのもいいでしょう。
お茶とのミックスは、老若男女問わず人気のフレーバーです。
地元でとれたフレッシュな素材が手に入る「すかなごっそ」、地元の人で賑わっているのも納得ですね。

横須賀ご当地フードも並ぶ
【すかなごっそ】
■住所 横須賀市長井1-15-15
■電話 046-856-8314
■HP http://ja-yokosukahayama.or.jp/sucanagosso/
とれたばかりの魚介や野菜が、その日の食卓に並ぶ贅沢。
横須賀暮らしを始めたら三度の食事が、もっと楽しみになりそうです。
次回は市内にある、お子さんと一緒に訪れたいオススメスポットをご紹介します。どうぞお楽しみに!