雨が続いても布団はサラサラ!たった10秒でセットできる最強「布団乾燥機」
まもなく東京でも梅雨入り。
「ジメジメした布団を干したくても雨続き……」
「梅雨の晴れ間に、家族の布団をまとめて干すのが大変!」

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そんな悩みを解決してくれる家電といえば「布団乾燥機」ですよね。
従来のモデルでは、送風用ホースに接続した袋状のマットを布団の間にはさみこんで乾燥させるのが一般的でしたが、最近のモデルはマットなしで使えるものが主流。
布団乾燥機をセットするのも片付けるのも、とっても簡単になっています。
筆者が自宅で愛用しているのは、象印の布団乾燥機「スマートドライ(RF-AB20)」。
マットだけでなくホースも使わずに布団を乾燥させるタイプです。
従来のモデルと比べて、どんなメリット、デメリットがあるのでしょうか?
■メリット1:たった10秒でセットできる!
筆者が以前、使っていたのは、ホースとマット付きの布団乾燥機。
布団乾燥機を使うときはマットを広げて布団にセットする手間がかかるうえ、片付けるときはマットをキレイにたたまないと本体に収まりませんでした。
使えば快適とわかっていても、出し入れが面倒で、週に1回使うか使わないかという状態でした。

使い方1:本体のノズルをぱかっと開き……
マットもない、ホースもない今の布団乾燥機に買い換えて、なによりもうれしかったのが出し入れの手軽さ!
本体を取り出して送風口を開き、布団に置くだけでセット完了……と、10秒もかかりません。

使い方2:本体を布団の間にセットするだけ
片付けも一瞬でできるので、今ではほぼ毎日、大人用ベッドの布団と子ども用ベッドの布団の乾燥に使うようになりました。
■メリット2:「パーツ劣化」の心配が少ない!
従来型の布団乾燥機で経年劣化が早いのは、マットとホースの部分です。
丁寧に扱っているつもりでも、使っているうちに薄いマットが裂けてしまったり、ホースの蛇腹部分に穴が開いてしまったり……。
そもそもマットもホースも使わない布団乾燥機なら、本体が壊れる前にパーツが劣化するリスクを下げられます。
■メリット3:マットなしでも布団がふっくら!
長年、マット・ホース付きの布団乾燥機を使っていたこともあり、マット・ホース不要の「スマートドライ」が布団をきちんと乾燥させられるのか、最初は少し心配していました。
ところが、使ってみたら大満足!
本当にマット・ホースを使わなくても、布団をふっくら乾燥させられるんです!
……といっても、もちろんメリットばかりではありません。
デメリットもあります。次はデメリットについてお話しいたします。
■デメリット1:「頭側」が乾燥しづらい
マット・ホースがなくても布団はしっかり乾燥するものの、「頭側」の布団や枕の乾燥はちょっぴり物足りません。
「スマートドライ」の取扱説明書によると、
頭側の掛けふとんが掛かっていない部分は、十分に乾燥しないことがあります。乾燥が不十分に感じるときは、足元側に本体を置いて再度運転してください。
とのこと。
そのため筆者宅では、子ども用ジュニアサイズベッドは足元側に本体を置いて乾燥。
大人用ベッドは枕を布団の中、本体の両サイドに入れて乾燥させるようにしています。
それでも、マット付きの布団乾燥機を使っていたときに比べると、頭側や枕のカラッと感は低めだと感じます。
■デメリット2:「ダニ対策」には不安が…
布団乾燥機を使う理由のひとつとして、「ダニ対策」を上げる方も多いと思います。
「スマートドライ」にもダニ対策コースはあるのですが、その方法は一般的なマット・ホース付きの布団乾燥機とは異なります。
1回あたり90分間、4回ふとんの向きを変えて運転するという仕様です。
合計すると、布団1枚のダニ対策にかかる時間は約6時間!
ダニ対策が目的で布団乾燥機の購入を考えている方には、ちょっと負担が大きすぎるかもしれませんね。
■デメリット3:「デザイン性」は低め?
単なる好みの問題ではあるものの……「スマートドライ」の見た目は、特別にステキ!という感じではありません。
これは布団乾燥機全般にいえることかもしれませんが、最近、驚くほどおしゃれになった空気清浄機や扇風機、炊飯器といった家電と比べると、デザイン面ではまだまだ向上の余地あり。
近い将来、所有欲を満たすほどのデザイン家電へと進化してほしいと思います。

本体横には、コードを手で巻き取って収める「コードバスケット」が付属
マットもホースも不要な布団乾燥機について、メリットだけでなく、あえてデメリットも上げましたが、個人的には使えば使うほど「買ってよかった!」と感じている家電です。
梅雨時のジメジメ布団を手軽にふっくらさせたい!という方は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
(ライター: ライフオーガナイザー/クローゼットオーガナイザー さいとう きい)
【参考】