子どもの自信もアップ!リビングを愛情あふれる空間にする「なまえのチカラ」とは?

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「自分に自信がない」「自分のことが好きじゃない」
もしも、子どもがそんなふうに思って悩んでいたら、親としてとても悲しく、心配です。
「そんなことないよ、あなたは素晴らしいよ」と子どもに言葉をかけ励ますことも大事ですが、心が傷ついているときは人の言葉に耳をかす余裕がなく、親の気持ちを伝えても子どもの心に届かないことがあります。
そんなときは、視覚的アプローチが必要だと言われています。
つまりは、子どもの目に訴えかけることが大切なのです。
そんなときに効果的なのが、女流書道家の土師彩鶴さんが考案した「なまえのチカラ」。
「なまえのチカラ」とは名前を詩に織り込んで作る「書」のことで、同名で扶桑社から書籍も発売されています。
家族団らんのスぺ―スであるリビングに子どもの「なまえのチカラ」を飾ると、言葉に頼らなくても、親の深い愛情を伝えることができますよ。
子どもの心にパワーを与える「なまえのチカラ」について、詳しくみていきましょう!
■名前から受けるセルフイメージが「自己」を作る!

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人生の中で、もっとも多く耳にする言葉は一体なんだと思いますか?
「それは、あなたの名前です」と、女流書道家の土師彩鶴さんは言います。
「あなたが『なまえ』を呼ばれる瞬間、名前のイメージが喚起されます。その言葉のイメージがあなたの人生に大きく反映していくのです」
もしも、子どもが自分に自信を持てず、自分のことを好きになれなかったら、名前を呼ばれるたびにネガティブなイメージが心を占め、辛く憂鬱な気分を感じてしまうかもしれません。
しかし、これは逆に考えることもできます。

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名前にいいイメージを持つことができれば、名前に励まされながら、理想の自分を自ら作り上げていくこともできるようになるはずです。
■セルフイメージを高めて、自分のことが好きになる「なまえのチカラ」のパワー
子どもの名前には、両親の愛情がいっぱい詰まっています。
名前に込めたその思いを「なまえのチカラ」で書にすると、親の愛情を子どもに視覚的に届けることができます。
こちらは松永京悟くん(2歳)の両親が作った「なまえのチカラ」です。

『なまえのチカラ』(扶桑社刊)より
まっすぐに
みつめる未来は
なな色にかがやいているよ
きぼうをくれるきょうご君
仲よく笑う家族の
うごかぬ愛に包まれたすばらしい道を
なごやかに明るく元気に育って。
生まれてくれてありがとう。
名前を織り込んだ詩「なまえのチカラ」は、自分がいかに特別で尊い存在であるかということに気づかせてくれます。
「なまえのチカラ」を毎日目にすると、自然と自分の名前に明るいイメージを持ち、ポジティブなセルフイメージを膨らませることができますよ。
■リビングに「なまえのチカラ」を飾ると、子どもに親の愛情が伝わる!

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子どもは自立心が芽生えると、親と距離を置くようになってきます。
「最近、子どもの様子が分からない」「学校のことや友人のことを、何も話してくれない」
そんなふうになると、ちょっと心配ですよね。
困ったことがあったり、悩みを抱えていたりするときは、すぐに親に相談できる関係を築いておきたいものです。
親子の信頼関係を深めるには、親の愛情を子どもにたくさん届けることが大事です。
辛く悲しい気分で心を閉ざしているときや、反抗期で素直に親の言葉に耳を傾けられないときでも、「なまえのチカラ」があると、言葉にせずとも、親の深い愛情を子どもは感じ取ることができます。

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ぜひ、リビングに子どもの「なまえのチカラ」を飾ってみてください。
リビングは家族が集う場所です。
そこに子どもの存在を象徴する「なまえのチカラ」を置くということは、いつも家族の真ん中に子どもの存在があるということです。
「なまえのチカラ」をリビングに飾ることを通じて、子どもに「あなたはとても大切な存在なんだよ」「あなたは素晴らしいんだよ」とメッセージを送ることができますよ。
愛情いっぱいのリビングで、子どもの自信や自己肯定感を育み、親子の絆を深めましょう!
【参考】