フローリングのベタつき対策。たどり着いた答えは、固く絞った雑巾で水拭き

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梅雨の時期になると気になるのが、フローリングの床のベタベタです。わが家にも犬がいるため、フローリングのベタベタには毎年困っていました。効率よく床をお掃除したいけど、どんな方法がベストなのか?
よくご家庭でされていると思われる3つの「床掃除」を実際に試してみて、筆者が独自に「3つ星ランキング」で評価してみました。
■方法1:「フロアモップ+お掃除シート」。わずか3日で後戻り
【筆者によるランキング】
・手軽さ ★★★
・コスト ★
・キレイの長もち度 ★
こちらは、お掃除シートをフロアモップにつけてお掃除するというおなじみの方法です。
掃除機をかける感覚で床の拭き掃除ができるので思い立ったらすぐにできるし、身体には負担が無くとてもラクです。
しかし、お掃除シートは使い捨てなので、コストがかかってしまいます。
また、お掃除シートにはエタノールや除菌剤などが使われていることから、時間が経つとその成分がべたつきに変わりました。
結果:3日ほどしかキレイさがもちませんでした。
■方法2:「重曹水+乾いた布」。4日でベタベタが戻ってしまった!
【筆者によるランキング】
・手軽さ ★★
・コスト ★★
・キレイの長もち度 ★★
次のパターンは重曹水をつくり、スプレー容器に入れる、もしくは重曹水を購入して床に吹きかけ、乾いた布で拭き取るという方法です。
スプレーをしながら乾いた床で拭き取るため、部分的な汚れには手軽にできますが、床全面にこれをやると、かなりの重労働でした。
また、スプレーは床に吹きかける量が多いと重曹が結晶となって床に白く残ってしまうため、ペットがいるわが家ではペットが口に入れてしまうのではないかという不安もありました。
結果、だいたい4日ほどで床がベタついてしまいました。
■方法3:「固く絞った雑巾で水拭き」は最強!1週間ベタつき知らず

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【筆者によるランキング】
・手軽さ ★
・コスト ★★★
・キレイの長もち度 ★★★
最後は日本で昔から行われている方法。雑巾を水に濡らして硬く絞り、「水拭き」をするという方法です。
腰をかがめて行うため、体力的にはかなり大変ですが、布1枚あればそれ以上のコストがかかりません。
結果:水拭きはキレイさが1週間ほどキープできています。
■固く絞った雑巾で床掃除するときに注意したいこと2つ

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よく「床を濡れた布で掃除するとワックスがはがれる」ともいわれます。
基本的には乾いた布で乾拭きする程度で良いのですが、やはり汚れがひどい時には濡れた布で水拭きすることは良いそうです。
その際に2つ注意点があります。

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注意点1:しっかりと水気を絞る
濡らした布は、水気が残らないようにしっかりと布を絞ってから使用しましょう。

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注意点2:仕上げに乾拭きをする
濡れた布で拭いたら、仕上げに乾拭きをして、水気を完全に取り除くことがオススメのようです。
いろいろな床掃除の方法がありますし、どんどん便利な商品が出てくる時代となりましたが、昔から行われてきた雑巾掛けもまだまだ第一線で活躍できそうです。
いろいろな方法をうまく組み合わせて、梅雨のベタベタ床を乗り越えていきましょう。
【参考】
※ 朝日ウッドテック株式会社 日常のお手入れ
※ 三井ホーム倶楽部